小倉美咲ちゃんの捜索打ち切り 道志村2019年10月06日

 報道によれば捜索から16日目の6日までに延べ1700人も投入したにもかかわらず発見に到らなかった。本日を以って捜索打ち切りが発表された。悲しいがやむを得まい。
 公共の機関が税金で探し続けるわけには行かない。今後は民間の無償ボランティアの出番になるだろう。しかし、どこをどう探すのか。林道はともかく、山の中は藪山登山の心得のない素人衆は近寄らないほうが良い。地形が急峻で崖になっているし、加入道山への破線路のある登山道も登山口の表示すらなく、踏み跡もなく、整備されていなかった。
 加入道山と大室山は道志の湯からいい道がある。椿沢の林道のヘアピンカーブの尾根に小さな案内板があるのみだった。しかし急登を強いられるだろう。ボランティアで捜索する人は藪山登山の心得で地形図を読み込み、装備をしっかりし、ツエルトを持参し、ヘルメットも着用するなど、二重遭難にならないように注意して欲しい。
 秋山は日没も早く、夜は冷え込む。大室山周辺はブナが豊富で、熊も生息しており、捜索ボランティアの人が被害にあっている。熊は人間を食べることもある。捜索側の人だけで3件、報道側で1件の二重遭難が起きている。慎重な対応が必要である。
 そして、少しだけ関わった見聞によれば、7歳の女の子の身ではおそらくこんな険しい山には向かわなかったように思う。誘拐説も出ている。誘拐なら生存の可能性もある。両親は希望を失わないで欲しいものである。