金子兜太句集『東国抄』から ― 2024年04月23日
金子兜太しか知らないと変な句形にとまどう。しかし、金子は天才ではない。河東碧梧桐という先人が居たのだ。
立山は手届く爪殺ぎの雪 碧梧桐(大正4年)
山を詠んでもこんな形式である。しかし碧梧桐は10年後には俳句界から去る。ライバルの虚子の伝統俳句に敗北した形である。それでも少数ながら愛好者はいた。これを継承したのが兜太だったのではないか。
龍神の両神山に白露かな 兜太
立山は手届く爪殺ぎの雪 碧梧桐(大正4年)
山を詠んでもこんな形式である。しかし碧梧桐は10年後には俳句界から去る。ライバルの虚子の伝統俳句に敗北した形である。それでも少数ながら愛好者はいた。これを継承したのが兜太だったのではないか。
龍神の両神山に白露かな 兜太
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