足助町の秘峰・白鳥山祭り2009年11月09日

白鳥山祭りの風景
 11/7に偶然に知った白鳥山(はくちょうさん)祭りは平成18年に発見された聖地の再整備以来今年で3回目という。みなムラの人の奉仕活動である。これからも毎年開催できるかどうかは分からないという。
 9時には登山口にまだ車がちらほらある程度なので平勝寺に行って撮影した。これも新品の三脚を試した。朝からムラのお婆さんが読経中であった。
 登山口に戻ると車が増えていた。9時30分に登る。ムラのおばさんたち、神主さんがぞろぞろ登っていく。峠に着くと軽四が止まっている。反対側は軽四くらいは通行できるのだ。
 山頂からの展望は昨日よりは悪い。やや水蒸気が多く気温も高い影響だろう。白鳥山の周辺には数十名は集まっていた。岩盤の前にはブルーシートが敷かれて準備が進む。この場に珍しいのは20歳代の男女のグループであった。聞いてみると「共存の森」の研究班だった。村人から昔話や山の生活を聞き書きするらしい。大学ではフィールドワークと称して研究する話をちょくちょく聞くが趣味としてサークルで活動するのは珍しい。
 準備が整い、10時の定刻どおりに式が始まった。神主さんの祝詞が唱えられて厳かな雰囲気が流れる。順番に榊を捧げて祈る。最後には私にも機会が与えられて捧げた。
 式が終わると一段下の台地で酒盛りと、キャベツ、焼肉などの鉄板焼き、焼きそば、などなどてんこ盛りのご馳走が振舞われた。ご先祖の霊への感謝と生きる喜びを味わうのである。
 下山して車で椿立などをめぐった。古い小学校の校舎跡を利用したUHがあった。食事もでるようだ。若いグループは昨夜はここに泊まったらしい。名古屋、尾張小牧、関東など各方面から来ている。
 その後は葛沢の大杉を見学した。山の上に開けた村で数百mの標高の高原である。その奥まった辺りに大杉はある。なるほど大杉と謳ってもオーバーではない。写真で見る屋久杉の雰囲気がある。
 R420を香嵐渓に向かったが渋滞につかまった。R153で右折して稲武方面に走りバイパスで左折した。比較的渋滞は回避できた。これからはもっと激しくなるだろう。
 国道を走っていて気づいたことはサイクリストがかなりいることである。朝から夕刻まであちこちで独特のヘルメットを被り、パンツに伸縮のあるタイツを履いて颯爽と風を切って走っている。近づくと白髪のおじさんもいるからたぶん定年退職者のいい暇つぶしになっている気がした。こちらは山歩きだがあちらはサイクリングである。
 週刊ダイヤモンドにも自転車が熱い、なんて特集もあった。戦後何度かあったブーム再来だ。今はファッションも整えてのひそかなブームなんだろう。

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