法務相談に乗る2024年04月29日

 4/27の電話で約束した通り法務相談に対応した。詳細は書けないが相談者には相談に乗ってもらえるだけでありがたいと言われた。以前には弁護士にも相談したことがあったらしい。その時は解決に向かう気力もなかったのであろう。弁護士は代理人であり相談者の利益を考えて相手と交渉する。報酬も成功すれば相談者から相当額をもらう。
 一方で行政書士は代理権がない。書類の作成は代理できる。この違いは大きい。行政書士はつまらない資格だという人もいて国家資格ながら信頼は今一だ。
 しかし、訴訟なら本人訴訟もあるように様々な法サービスは用意されている。訴訟する前にやれば解決しそうな手続法がある。その中で相談者に的確な手続きを選んで提供して見ようと思う。

 因みにウィキペディアで本人訴訟を検索すると
〇原告の立場で(一部を抜粋)
・6割弱の者は、事前に相手方との話し合いをせずに訴えている。
・提訴前に誰かに相談した者が多く、相談先としては多い順に弁護士、司法書士、家族、友人となっている。
・弁護士に依頼しなかった理由は、「費用倒れになるから」が最も多く、次に「自分でできると思ったから」が続く。
 ただし、訴訟救助や法律扶助制度については知らなかった者がほとんどで、「自分でできると思った」者でも十分な法的知識を持たないまま訴訟に臨んでいたことが窺える。
・弁護士以外の専門家から援助を依頼した者は、書面作成援助についてもそれ以外の援助についても、司法書士に依頼した者が15.6%いたにとどまり、大多数の者は弁護士以外の専門家からの援助を受けていなかった。
・代理人なしで勝訴するのは難しく、判決を正当なものと受け止めることもできない者が多い。

〇被告の立場で
・事件類型は不動産賃貸借や金銭消費貸借が多い。
・被告も高齢者が多かったが代理人付被告と有意差はない。
・高卒が多く、代理人付被告と比べると学歴は高くない。
・職業は常勤の者が多く、本人原告と比べると時間には制約がある。
・法律学習歴・職業上の取り扱い・訴訟歴はいずれもない者が多かった。リピート・プレイヤーは少ない。
・訴えられるまで話し合いがなかった者が多い。
・裁判前に誰かに相談した者が多く、相談先は弁護士が最も多いが、次点は法テラスや自治体などの相談機関であった点が本人原告と異なる。
・敗訴が多いが判決は正当と考える者が多い。これは、事件類型が影響している可能性がある。

・・・相談時にはまず話し合いの場を作りましょうと提案した。相談者は漠然とした不安を抱えている。知識が充分にないと何を相談して良いのかが分からないからだ。そこを十分な経験もない私でも、目的というか着地点にいくまでの手順乃至ポイントを整理してあげた。

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ヒント:芙蓉峰の別名があります。

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