西三河・もう一つの天下峯を歩く2009年11月18日

大岩の奥に山頂がある。
 快晴である。北の高気圧からの吹き出しのせいかかなり寒い。久々に松平町界隈を走った。目当てはこの前に寸前で引き返したもう一つの天下峯である。標高は343.9mで三角点もある。
 登山口は岩本町にあり、記憶が薄れ掛けていたが何とかついた。見上げると岩棚が張り出しているのがよく見える。神明社を通り過ぎてすぐに尾根の踏み跡が登っていくがパスして少し先の巡視路の案内のある道をたどる。山腹がやや急なせいで急登である。一旦尾根に着くと右へ曲がっていく。落ち葉で滑りやすい道をこらえていくと明るい反射板の設備に着いた。周囲はネットで囲まれているがすぐ向こうが見晴らしがいい。そこをパスするとすぐ岩平らがあって見晴らしがいい。更に先には祠があった。何らかの信仰のようだが神様の名前は分からない。
 さらにやや下ってみると見上げた大きな岩棚であった。抜群の見晴らしである。右端には伊吹山がよく見えた。ここまで約10分もかかっただろうか。少し物足りないのが残念である。
 登る時は三角点を意識していたのに展望の良さにころっと忘れて下ったが気がついた場所ではもう戻る気がしなかった。
 次は梟城跡である。王滝渓谷への道を走り、紅葉のいい感じの駐車場があったのでそこから歩いた。約700m位ですぐに登れる。歌石園地、県道沿いの駐車場からも登山道がある。山頂には展望台があるが濃尾平野はむしろ下の広場からの方が良かった。
 よく知られている天下峯は418mの三角点仁王の尾根上の小さなこぶだがここは突起上のせいか広がりがあった。王滝渓谷にも入ってみたが紅葉はいまいちである。山頂付近の高いところはもう散り掛かっているが渓谷沿いは青と赤が入り混じってそれなりの風景ではあった。