岐阜・如来ヶ岳を歩く2009年11月21日

愛宕山又の名を米田富士ともいう
 愛知県庁前を8時半過ぎに出発。昨夜急遽決まった山行だけに今一エンジンがかからないまま行く。R22から何となく岐阜を目指す。昨夜、行く先の山を検索して「可児の山歩き」のサイトを参考にするためにプリントしておいた。まずは1等三角点の如来ヶ岳を目指す。
 R22からR21に、そして県道77からR256へとめまぐるしく進路を変えたのは岐阜市が渋滞の常習地帯だからだ。ぐるっと中心部を迂回した。地図やプリントで確認しながら登山口の伊自良洞橋を探すが見つからない。Uターンしてノロノロ運転しながら一旦止める。橋の名称を確かめるとここだ、と確認した。但し、巡視路の案内板は見つからないが奥へと薮でない道が伸びて行く。
 車は路駐になるので一旦戻って公園の中に置く。11時に徒歩で道路を歩いて登山口から登り出した。道はすぐに急な尾根となって高度を稼いでゆく。低山にありがちな植林でないのがいい。すぐに鉄塔112にのコブに着いたが右へ下っていく。ここで着衣を調整する。メンバーはもう汗だくだった。
 巡視路は急に下りだす。何にかおかしいぞ、と戻ってみるが枝道はない。流れのある沢に出会うとまた巡視路の看板があった。ここから左へ沢の流れに沿って登る。やや薄暗いが運動で暑い体には木枯らしの寒さがちょうどいい。沢も登るにつれて急になり、やがて尾根に乗り変わる。すると西に池田山の平かな山容が見える。
 紹介者によると小津権現山も伊吹山も見えるとか。尾根の急登を凌ぐと鉄塔111に着く。ここが事実上の展望台になる。下生えには裏白も見える。ツツジの帰り花も見た。岐阜の平野部、近郊の山々が一望の下であった。もっと朝早くなら尾張本宮山、伊吹山、高賀山、養老山、御嵩辺りの1等三角点が見えるに違いない。今日は冬型で北からの雪雲が流れて国境の山々は雲隠れである。
 鉄塔をくぐるように尾根を歩いてゆくが実に気持ちのいい尾根道であった。全体には下部で黄葉し、上部では照葉樹の林が続く。さほど登りもない内に分岐に着いて左折すると樹林に囲まれた如来ヶ岳の山頂であった。約1時間のウォーミングアップ程度の登りで終った。往路を下った。帰りがけに美味しそうな桜色の鶏卵を買った。300円也。
 次は愛宕山に向かう。関市、美濃加茂市と通過しながらも渋滞はひどいので中々進めない。工事中の遮断も多い。たった1時間の登りの山に2時間半もドライブし、すぐ下山であった。そしてまた渋滞を凌ぎながら飛騨川沿いに着いてみると橋が工事中で迂回させられる。やっと14時45分に登り出すと15分で着いた。しかし、山頂からの眺望は西に大変良かった。
 下山後は伊木山に向かったが西の空からは太陽が消えた。夕暮れ富士を見ることもなく名古屋へ帰った。

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