うしろより初雪降れり夜の町2010年01月08日

 普羅句集下巻より。新年の部から。
 ”人を待つ”の前書きあり。豪雪地のイメージがある富山といっても市街地が雪深くなるのは相当日数が経過してからになる。新年の部に入っているから元旦以降に初雪を見たことになる。へえ!そんなに遅くなってからかな、と疑問も湧く。
 街中か駅頭かは分からぬがまだ降雪に備えることもなく外出したのである。約束した場所で人を待っていると背筋に冷たいものが入ってくるではないか。街灯を見上げると雪がしんしんと降ってきた。おお!道理で寒いはずだな、といって首を竦めたのである。

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