寒の入り2010年01月05日

 今日は寒の入り。小寒という。または大寒の20日前日までを小寒という。立春の2月4日の前日までが大寒。それまでをひっくるめて30日間が寒の内。いよいよ寒さも本番である。
 スーパーで1980円で買った綿入のキルティングはもう殆ど防寒の用を成さないほど寒い。重ね着をしても暖かい気にはならず。寝室もついに四方壁の部屋に引っ越した。外とガラスで仕切る間は冷え込みが一段厳しいので物置にしている一室と昨夜入れ替え。段違いに暖かい。ストーブの節約にもなる。もっと早く準備すればよかった。私は自宅で遭難しそうになったが大雪と寒波で各地の山でも遭難が頻発。
 連日の新聞報道では北アルプスの登山者が大雪に自力下山を諦めてヘリで救助された由。経験と登山技術さえあればどんな困難もOKとばかりに変な自信を持ったのだろう。しかし、今西錦司さんは「郷に入れば郷に従え」と説いている。
 地域には気象の特異性がある。寺地山辺りは豪雪地帯である。戦前加藤文太郎は2m前後のスキーを履いて北アの登山をした。豪雪地帯ではスキーの活用がもっと語られてもいい。山渓の『スキー登山』の技術書の著者柳沢氏もスキーが有益であることを説いている。どか雪ではどうしょうも無いが・・・。とにかく北アでは一旦冬型になると10日は吹雪くという。それは常識として知って置きたい。