7月の俳句2007年07月14日

 今日は雨、台風で折角の3連休がつぶれた。でも俳句を練り直すいい機会でもある。

頂に雲を集める梅雨の山

吹き上げし風もみどりの青葉山

万緑のおおふ谷間の底を攀づ

滝攀じてひたすら水に逆らひし

蛇の眼に我は巨人と映るべし

伸びきって雨を恋ふごとみみずかな

さながらに庭園のごと青棚田

ヤマヒルも必死ぞ首を振りながら

急ききって山に登ればアキアカネ

アキアカネほどの軽さで登りたし

蜘蛛の巣を避ける余地なし藪の谷

静まりてヤマホトギス遠く鳴く

そのままに葬れ鹿の子あはれなり

ひそと咲くナルコユリあり谷の中

鱧を食ふシーンは小津の「秋刀魚の味」

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ヒント:芙蓉峰の別名があります。

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