しょうが茶を飲む2021年11月21日

 22日は雨模様なので今朝の内に山の服などを洗濯した。山行記をHPやFBにアップした。午後からは買い物に出かける。いつもの喫茶店でコーヒーを飲む。夜は20日に道の駅「飯高」で買ったしょうが茶を飲んだ。はちみつ入りなのでまろやかな甘い味にしょうがの香味が後を引く。一日休んでしまった。

他山の石2021年11月22日

 今日は10月以後の山岳遭難のデータを整理してみた。最近多すぎやしないか、との懸念があった。圧倒的に70歳代が多く、しかも行方不明であれ、滑落であれ死亡する確率も高かったので改めて明日は我が身と思った。また登山中の体調不良での救助要請も多いし、心肺停止も増えた。これは登山のブランクが長すぎた影響ではないか。
 他山の石となるように山岳会のブログにまとめて公開した。追加情報をアップするのに時間を置いたくらいアクセスが集中していた。
 11月20日の木梶山登山では下山中に先行していた高齢の男性登山者に追いついた。林道上、ではあったが足が吊って困ったというので、ツムラの芍薬甘草湯を常備しているから上げます、と申し出たがもうすぐなのでと断られた。あの急な尾根の下りで吊ったらしい。件(くだん)の男性は無事マイカーにたどりついただろう。
 山では何があるかわからないし、あっても通信の手段がないと救助活動もできない。登山届も重要である。山中で生き延びることはもっと大事で、まずは充分な水と食料と温かい衣料・ツエルトが必須である。今回は衣料が増えた分ザックが少し重たくなった。膝の痛みも少々残る。

The brave respect the brave.2021年11月23日

 ネット番組で知った言葉。
検索すると、ビアスの詩が由来のようだ。それを安倍首相が訪米して演説に引用された。今朝の番組は江崎道雄氏の言葉にあった。

ブログ「種まく人から人々へと・ 命の器(いのちのうつわ)」
https://blog.goo.ne.jp/tanemakuhito1921/e/33b22cb2e59b3e1c3399c6479966d145

安部首相のパールハーバーの演説での引用"The brave respect the brave.「勇者は、勇者を敬う(勇者は、死者も敬う)」アンブローズ・ビアスの、詩は言います。"

前後の文脈と英語詩や聖書などとの関連やイメージも考えてみましょう。

・・・前略
昨日、私は、カネオヘの海兵隊基地に、一人の日本帝国海軍士官の碑(いしずえ)を訪れました。

その人物とは、真珠湾攻撃中に被弾し、母艦に帰るのをあきらめ、引き返し、戦死した、戦闘機パイロット、飯田房太中佐です。

彼の墜落地点に碑を建てたのは、日本人ではありません。攻撃を受けた側にいた、米軍の人々です。死者の、勇気を称え、石碑を建ててくれた。

碑には、祖国のため命を捧げた軍人への敬意を込め、「日本帝国海軍大尉(だいい)」と、当時の階級を刻んであります。

The brave respect the brave.

「勇者は、勇者を敬う 」

アンブローズ・ビアスの、詩は言います。

戦い合った敵であっても、敬意を表する。憎しみ合った敵であっても、理解しようとする。

そこにあるのは、アメリカ国民の、寛容の心です。

戦争が終わり、日本が、見渡す限りの焼け野原、貧しさのどん底の中で苦しんでいた時、食べるもの、着るものを惜しみなく送ってくれたのは、米国であり、アメリカ国民でありました。・・・後略

古代ギリシャに遡り、ビアス同じく従軍歴のある歴史家
トゥキュディデスは『戦史(ペロポネソス戦史)は次のように述べている。

Make them your examples, and, esteeming courage to be freedom and freedom to be happiness, do not weigh too nicely the perils of war.

「われわれの論旨をもってすれば、古事を歌った詩人らの修飾と誇張にみちた言葉にたいした信憑性をみとめることはできない。また伝承作者のように、あまりに古きにさかのぼるために論証もできない事件や、おうおうにして信ずべきよすがもない、たんなる神話的主題をつづった、真実探究というよりも聴衆の興味本位の作文に甘んじることも許されない。しかしそのいずれをも排し、もっとも明白な事実のみを手掛りとして、おぼろな古事とはいえ充分史実に近い輪郭を究明した結果は、当然みとめられてよい。」 ・・・

中略

・・・「おうおうにして人間は、自分がその渦中にあっていま戦いつつある戦争こそ前代未聞の大事件であると誤信する。そして戦争が終わり、直接の印象が遠のくと、古い事績にたいする驚嘆をふたたびあらたにするものである。しかし印象ではなく結果的な事実のみを考察する人々には、今次大戦の規模がまさに史上に前例のない大きいものであったことがおのずと判明するだろう。」

ペロポネソス戦争には、トゥキュディデス自身も参加している。演説では、『戦没者葬送演説』に際し、ペリクレスによる演説が最も名高い。

われらの政体は他国の制度を追従するものではない。ひとの理想を追うのではなく、ひとをしてわが範を習わしめるものである。その名は、少数者の独占を排し多数者の公平を守ることを旨として、民主政治と呼ばれる。わが国においては、個人間に紛争が生ずれば、法律の定めによってすべての人に平等な発言が認められる。だが一個人が才能の秀でていることが世にわかれば、無差別なる平等の理を排し世人の認めるその人の能力に応じて、公けの高い地位を授けられる。またたとえ貧窮に身を起そうとも、ポリスに益をなす力をもつ人ならば、貧しさゆえに道をとざされることはない。われらはあくまでも自由に公けにつくす道をもち、また日々互いに猜疑の眼を恐れることなく自由な生活を享受している。よし隣人が己れの楽しみを求めても、これを怒ったり、あるいは実害なしとはいえ不快を催すような冷視を浴せることはない。私の生活においてわれらは互いに制肘を加えることはしない、だが事公けに関するときは、法を犯す振舞いを深く恥じおそれる。時の政治をあずかる者に従い、法を敬い、とくに、侵された者を救う掟と、万人に廉恥の心を呼びさます不文の掟とを、厚く尊ぶことを忘れない。

ペリクレスの戦没者葬送演説https://kotobank.jp/word/%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%88%A6%E6%B2%A1%E8%80%85%E8%91%AC%E9%80%81%E6%BC%94%E8%AA%AC(%E6%8A%84)-1614572

For the whole earth is the tomb of famous men; not only are they commemorated by columns and inscriptions in their own country, but in foreign lands there dwells also an unwritten memorial of them, graven not on stone but in the hearts of men. Make them your examples, and, esteeming courage to be freedom and freedom to be happiness, do not weigh too nicely the perils of war."

[Funeral Oration of Pericles]

Thucydides, History of the Peloponnesian War

I love the man that can smile in trouble, that can gather strength from distress, and grow brave by reflection. 「私は困難の中で微笑むことのできる人を愛する。その人は、悲しみから力を集めることができ、非難によって、さらに勇気が増すのだ。」(トーマス・ペイン)
'Tis the business of little minds to shrink, but he whose heart is firm, and whose conscience approves his conduct, will pursue his principles unto death.

高橋哲哉氏の著書で、ギリシア(アテナイ)のペロポネソス戦争後のペリクレスによる戦死者葬送演説を引きながら、「国家が「国のために」死んだ戦死者を「追悼」しようとするとき、その国家が軍事力をもち、戦争や武力行使の可能性を予想する国家である限り、そこにはつねに「尊い犠牲」、「感謝と敬意」のレトリックが作動し、「追悼」は「顕彰」になっていかざるをえないのである」と述べている。これを踏まえて、安部首相の演説の一部を読み返すとどう感じるだろうか?

彼の墜落地点に碑を建てたのは、日本人ではありません。攻撃を受けた側にいた、米軍の人々です。死者の、勇気を称え、石碑を建ててくれた。

碑には、祖国のため命を捧げた軍人への敬意を込め、「日本帝国海軍大尉(だいい)」と、当時の階級を刻んであります。

The brave respect the brave.

「勇者は、勇者を敬う 」

アンブローズ・ビアスの、詩は言います。

戦い合った敵であっても、敬意を表する。憎しみ合った敵であっても、理解しようとする。

そこにあるのは、アメリカ国民の、寛容の心です。

戦争が終わり、日本が、見渡す限りの焼け野原、貧しさのどん底の中で苦しんでいた時、食べるもの、着るものを惜しみなく送ってくれたのは、米国であり、アメリカ国民でありました。・・・
以上
ビアス,アンブローズ
1842‐1913。アメリカ草創期のジャーナリズムで辛辣な筆を揮った。
風刺と機知に富む社会批評で、アメリカ草創期のジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアス(一八四二‐一九一三)の箴言警句集。芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた。名訳の誉れ高い旧訳にさらに手を入れ多くの新項目を加えた決定版。
悪魔の辞典(新編) (岩波文庫)

・・・勝者であり、偽善に満ちたアメリカならではの発想か。君はわれわれアメリカを恐れずよく戦った。と誉めることで罪の意識を償う。
 もしアメリカが敗戦国だったら恨みの言葉になるだろう。そう、リメンバーパールハーバーである。緒戦を徹底的に叩かれた恨みがあった。それを以って対日戦に参戦して行く。自らちょっかいを出したくせに。

 歴史の古い中国はどうか。
ある人が孔子(こうし)に尋ねた。「恩徳を施して恨みのあるものに報いてやるというやり方はどうでしょうか。」孔子が言われた。「では恩徳を施してくれたものには、どうやって報いればよいのか。恨みのあるものには正しさで報い、恩徳を施してくれたものには、恩徳をもって報いるのがよいのだ。」

では老子のほうから引用した人がいなかったのは何故か、やっぱり中国的な生き方ではないからなのか?よくわからないですね。

老子から(引用元は同じ)
>無為(むい)(=人為的な細工をしないこと)を自分の生き方とし、無事(ぶじ)(=何事もしないこと)を自分の営みとし、無味(むみ)(=好悪をもたぬこと)を自分の感情とする。小さなものには大きなものを与え、少ないものには多くして返してやる。恨みのあるものには、徳をもって報いてやる。
以上
・・・・勝者は敗者からの意趣返しが怖い。戦後の日本に大量の食糧を支給した。脱脂粉乳はまずかったが飢えを経験せずに済んだ。余り物を恩着せがましくくれたわけだ。憲法9条制定と引き換えに。アメリカ人の贖罪をつぐなう意味もあった。

八曽山の行方不明は遺体で発見2021年11月24日

  21日、愛知県犬山市で行われた、山歩きのイベントにボランティアガイドとして参加した78歳の男性が、行方不明になっています。

 行方不明になっているのは、犬山市に住む、田口正人さん(78)です。

 田口さんは21日、犬山市が委託して行われた「犬山ふれあいの森ガイドトレッキング」にボランティアガイドとして参加し、約15人で山歩きをしていましたが、午前11時20分ごろに「乙女滝」と呼ばれる地点で確認されたのを最後に、行方がわからなくなりました。

 警察と消防などによる22日の捜索は午後4時半で終了し、23日朝から改めて捜索を予定しています。

 田口さんは身長175センチほどで細身。

 水色の上着に茶色いズボン、グレーの帽子をかぶり、サングラスをかけていたということです。

 24日の報道では
 22日に続き23日も午前8時頃から、約60人態勢で捜索が行われ、消防によりますと23日午前11時半過ぎに、1人の男性の遺体が見つかったということです。

 遺体は、がけの下で倒れていて、捜索していた警察官が見つけました。
以上
 年齢もあるが、やっぱりコロナにより体幹が狂っているんだろう。心肺機能も劣化しているだろうし、何でもないところで跨いだ沢も今時は滑落転倒しやすくなっている。道から離れたところの崖の下というところもガイドとしてはおかしい。しかし、個人情報の関係で原因究明はされないと思う。要するにどうしようもない事故である。

どんぐりとリュックザックのプレゼント2021年11月25日

 姪に女児が生まれて早も1年10ヶ月となった。ちょうど昨年の今頃だっこさせてもらいに行ったことがある。あの時はまだはいはいだった。それが今夏あたりから歩きだしている。動画で送ってくるのだが見過ぎてスマホの料金が超過して大変な出費になった。
 それはともかくまだ早いような気もするが近所の子らを見ていると背中に小さなリュックを背負っているのでその子にプレゼントすることにした。但し孫でもないし、普段は接していないし、初対面に近い子が受け入れてくれるかどうか。
 そこでこの前比叡山で拾ったどんぐりを忍ばせて渡してみた。すると、やっぱり反応してくれた。リュックなどはどっちでもよく、どんぐりに関心が高い。しばらくはそれでやりとりするうちに打ち解けて馴れてくれた。膝に抱っこしても逃げずに大人しく写真に収まってくれてほっとした。
 それでもリュックを背中に背負わせようとすると抵抗する。今まで使ったこともなく見たことも無いモノにはまだ拒絶反応があるみたいだ。お出かけ好きな子なのでそのうち馴れてゆくだろう。

名古屋法務局一宮支局へ2021年11月26日

 朝一で一宮市の法務局を訪ねる。法定相続情報一覧図の作成を申し出る。但し、原図に間違いがあり、また名古屋市に戻って訂正し、午後再訪した。しかし、これも死亡している人は書かないとの指導で出直しとなった。3年前に一度経験はあるのだがあの時もこんなことだっただろうか。まあ良い。何事も経験である。今回は公正証書遺言に定めた相続人が遺言者より先に死亡しており、ややこしい関係図になった。これも名前は書かず、被代襲者とする。実務的にはこうして窓口指導で覚えていくしかない。

神留守の猿投の山もくろぐろと 拙作2021年11月27日

 11月ももう終わりかける土曜日の朝。今週は急がしたかったせいで冷蔵庫に食品がたまった。それを調理しながら、また洗濯しながら家事を進める。本当は布団を干したいがあいにく雲が多くしかも寒気が強いのでやめた。
 不図遠くを見ると黒々とした猿投山が見えた。そういえば今は神無月で神様がお留守である。ということで即興で一句を作った。晴れておれば恵那山、冠雪の御嶽山も見えるはず。どの山も神のおはす山である。
 これからは望岳のハイキングも良い季節である。富士を見る、御嶽を見る、伊吹山を見るなどいくらでもある。
 昨夜の岳連WEBミーティングでは登山のトレーニングは登山が一番であった。山に登ることが体幹を鍛える。山へ行こう。

冠雪の御嶽山の神々しさよ 拙作2021年11月28日

 11/25は一宮市に向かう名二環の路上で濃尾平野にも時雨が降った。11/26は寒かった.11/27は木枯らしが吹いた。いよいよ冬本番である。今日は良く晴れた。猿投山は真っ黒である。まさに眠るが如きである。
 目を左にやると期待通りに真っ白な御岳山が見えた。猿投山の背後の左に白いドーム型の山が見えるがあれは恵那山か。全山針葉樹で冠雪しても黒いイメージがある。
 他にも白い山の頭だけが見えている。中央アルプスの一角かも知れません。このところの冬型の気圧配置で一斉に冬景色に変わった。

真清田神社へ2021年11月29日

 3度目の一宮市の法無響への出張。名二環の路上からは恵那山、御嶽山、乗鞍岳、能郷白山、伊吹山が見えた。
法定相続情報の手続きである。不慣れな相続の書類作成のため今回は三度目になった。無事に受理された。これが済めば解約手続きはスムーズに行く。一週間後にはまた受け取りに来る。
 時間があるので真清田神社へ寄り道した。これまで一宮市は通過するばかりで名にしおふ真清田神社は初見。アマテラスの孫神が祀られている。割とこじんまりした名刹であ。一宮駅から神社までの商店街も車からちらっと見る。電車で行くのもありだ。

玉ねぎの薬効~咳止めには「玉ねぎ」を枕元に置くのが有効!?我が家で試してみた結果2021年11月30日

咳止めには「玉ねぎ」を枕元に置くのが有効!?我が家で試してみた結果
https://myhome.nifty.com/column/rent/201008305440/

家族が咳をしはじめた!そんなときに断然お勧めなのが「玉ねぎ」です。よく使う野菜なので家に常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。玉ねぎを半分に切って、枕元に置くだけなのに効果てきめん!我が家では咳をしはじめた子供たちが自ら所望するほど、咳止め力を実感しています。使い方、使用感、使用後の玉ねぎの扱い方についてレポートします。

玉ねぎの効用
玉ねぎを切ると、目にしみて涙が出たり鼻がつんとしたりします。これは玉ねぎの成分がガスとなって蒸発したことによるもの。玉ねぎの成分には「硫化アリル(アリシン)」が含まれていて、殺菌、安眠、沈静などさまざまな効果があるのだそう。

玉ねぎといえば、血液サラサラ効果をすぐ思い浮かべましたが、他にも身体に良いさまざまなパワーを秘めている野菜なのですね!この効果が、わざわざ料理したり食べたりしなくても、置くだけで得られるのはうれしいです。

我が家の場合、寝る直前に「そうだそうだ」と思い出して用意することが多いため、片付けが終わって暗くしたキッチンでゴソゴソを玉ねぎを取り出し、最小限の手間で準備します。

サイトやレシピによっては、皮を向いて……と書いてありますが、そこは気にせず割愛。翌日に食材として使うことと、切断面からエキスというか、ガスが出れば良いと割り切り、皮付きのまま真っ二つに切った玉ねぎをお皿に乗せればOKです。もちろん切り方は自由ですが、断面ができるだけ空気と接するように心掛けると良いでしょう。

これを咳がひどい人の枕元に置くだけ。位置はあまり気にしていませんが、寝返りを打った時にもお皿ごとひっくり返さないよう、頭上に置くことが多いです。

・・・知らなかったなあ。