訃報 中世古直子さん死去2019年04月21日

 21日付読売新聞朝刊は中世古直子さんの死去を報じた。
 81歳 登山家 18日頃 心筋梗塞で死去。葬儀式は21日午後0時30分、名古屋市北区黒川本通3の35の1ティア黒川。喪主は長男、峰宏氏。
 日本女性隊の1人として1974年5月、ネパール・ヒマラヤ系のマナスル(8163m)登山に挑戦。女性として世界で初めて8000m峰の登頂に成功し、女性登山家の高峰登頂に弾みをつけた。
以上
 昨夜もJACの同報メールで知ったが、新聞の掲載は初見だった。

 中世古直子さんは日本のみならず世界の登山家の至宝と言っていい存在だった。メディアではエベレストに女性で初登頂の田部井さんの陰に隠れて目立たないが、多数の女性登山家に大きな影響を与えたことだろう。世界に知られれば改めて中世古さんの功績が如何に大きかったかが評価されることと思う。
 JAC東海支部でも「自立して山行が出来る仲間増やしともに良き山行きライフを楽しむことを目的とする」クラブを結成し、指導されていた。
追記
12時30分から行われた葬儀に参列してきました。彼女は金城出身のクリスチャンなので、金城教会の牧師さんを招いて進行。みんなで主の祈りを唱和したり、賛美歌405「神とともにいまして」を唄いました。
 亡きご主人の中世古隆司(南山大学山岳部OB)さんの葬儀は直子さんがすべてを取り仕切られました。南山ということで彼もクリスチャンだったのでした。ともにヒマラヤの天上で再会されているでしょう。
   マナスルの天に召します鳥雲に  拙作

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ヒント:芙蓉峰の別名があります。

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