浅草岳春スキー2006年04月19日

 ようやく春の山が楽しいと言えるほどになってきた。
 14日の夜8時に出発して飯山豊田ICの手前の小布施PAで11時半となり、大休止(車中泊)。15日朝5時に出発。ICを出てR117を走る。通行量が少ないから高速並に快適なドライブだった。昨年はR252だったが今年はR253を走ってみた。魚沼盆地は濃い霧の海に沈んでいた。
 7時。小出駅で合流。今年80歳とは思えないWさんが迎えてくれた。今日は浅草岳の山スキーである。幸い朝霧は晴れる、の天気の俚諺どおり快晴になった。民宿に寄り、登山口まで一走りする。Uさんがザックを忘れてまだ戻るなどのことがあって出発が遅れた。新しい板にシールを貼るのは初めてである。靴を履くのも2回目。何となくぎこちない。
 昨年と同じたっぷりの残雪に埋まる谷を歩く。右に鬼ヶ面山への尾根を見送り、ムジナ沢に沿う尾根に取り付いたり、また枝沢に降りたりして高度を稼ぐ。再びムジナ沢の芯を歩くと雪が割れて滝が見えた。右斜面を急登して巻く。再び沢に戻ったところで左斜面に登る。風が強いので1150m付近で登山は打ち切る。ここからの滑降が楽しかった。1500m級の山であるがヤブはなく、日本アルプス並みの残雪の尾根や谷を快適に滑走を楽しめた。

守門黒姫春スキー2006年04月19日

 昨日とは打って変わって小雨模様である。
 それでもW先生は行くとおっしゃる。昨年と同じ登山口に行くと今年は雪が多そうだ。雪崩が心配であるが郷に入りては郷に従え、で40年の年季のあるW先生に従う。
 昨年と同じ谷であるが左右からの雪崩によるデブリが凄い。谷を埋めている。巨大なU字溝のような谷底は爪で引っかいたように見えた。しばらくしてまた今度は上流からのデブリが谷を塞ぐ。W先生は構わず進まれたが本気で雪崩を恐れた4人は尾根に上がった。尾根伝いにブナの平まで登ったが雪の斜面の稜線はぱっくり雪が割れて気味が悪い。そのうち先生たちも尾根に登ってきて合流。昨年は間違った尾根を見送り、右の尾根に取り付いて登る。更に平らな原が延々続きハイライトの場面であろう。ここは立ち木がまったくない。ここでも左上の雪庇が落ちて雪崩れている。しかし、慣れとは恐ろしいものでそれほど恐怖感はない。
 雪原の行き止まりからまた急登して鞍部に登るとブナの疎林の平に着いた。しばらく登ると小さなコブに着いたがガスが出始めて登山は打ち切りとした。昼食後シールを外してガスの中を滑降した。
 昨日は雪質がいいので快適だったが今日はやや重い感じ。それでも新しい幅広な板は回転性能も優れている。靴のマッチングもいい。湿った重い雪でもテクニックなしで滑れた。いい板を手に入れた。
 関東から来られたOさん、Uさんを浦佐駅まで送り、帰りはR353を利用してみた。長野県に近いところまで出られた。陰鬱な新潟県内よりも明るい長野県の方が気持ちが良い。帰りはこの道で正解である。長野県ならもう遠い気がしない。