NHKラジオでも遭難の注意を呼びかける2006年04月14日

 7時25分NHKラジオで今般の山スキーの遭難多発の傾向に対して専門家のインタビューが流れた。丸山晴弘氏で長野県で広く遭難対策の啓蒙活動をする人である。著書に「遭難の仕方教えます」というふざけた題の本がある。私の知人と見られる登山家の遭難も事例として挙げられる。書きすぎている、と出版社に抗議したこともある。別の長野県の知人は都会の人たちが度々長野の山で遭難するのを見て私たちは絶対にあんな登山はやりません、と断言されたことがあった。遭難すると何を書かれるか、何を言われるか分からない。
 丸山氏の話の要旨は春山遭難Ⅱに書いた通りのことである。やはりスキーヤー出身者が多い、との指摘は当っている。故今西錦司氏も危険を感じたらスキーを脱いで下るのである。だから長い登山人生を楽しめた。リーダーには山を熟知した人を選べ、という指摘も的確。今西さんも都会に住んでいるものはやはり郷に入れば郷に従え、と教えている。