守門黒姫春スキー2006年04月19日

 昨日とは打って変わって小雨模様である。
 それでもW先生は行くとおっしゃる。昨年と同じ登山口に行くと今年は雪が多そうだ。雪崩が心配であるが郷に入りては郷に従え、で40年の年季のあるW先生に従う。
 昨年と同じ谷であるが左右からの雪崩によるデブリが凄い。谷を埋めている。巨大なU字溝のような谷底は爪で引っかいたように見えた。しばらくしてまた今度は上流からのデブリが谷を塞ぐ。W先生は構わず進まれたが本気で雪崩を恐れた4人は尾根に上がった。尾根伝いにブナの平まで登ったが雪の斜面の稜線はぱっくり雪が割れて気味が悪い。そのうち先生たちも尾根に登ってきて合流。昨年は間違った尾根を見送り、右の尾根に取り付いて登る。更に平らな原が延々続きハイライトの場面であろう。ここは立ち木がまったくない。ここでも左上の雪庇が落ちて雪崩れている。しかし、慣れとは恐ろしいものでそれほど恐怖感はない。
 雪原の行き止まりからまた急登して鞍部に登るとブナの疎林の平に着いた。しばらく登ると小さなコブに着いたがガスが出始めて登山は打ち切りとした。昼食後シールを外してガスの中を滑降した。
 昨日は雪質がいいので快適だったが今日はやや重い感じ。それでも新しい幅広な板は回転性能も優れている。靴のマッチングもいい。湿った重い雪でもテクニックなしで滑れた。いい板を手に入れた。
 関東から来られたOさん、Uさんを浦佐駅まで送り、帰りはR353を利用してみた。長野県に近いところまで出られた。陰鬱な新潟県内よりも明るい長野県の方が気持ちが良い。帰りはこの道で正解である。長野県ならもう遠い気がしない。

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