来春の名古屋市長選に候補者現る2020年12月25日

 これまでの報道は
https://www.chunichi.co.jp/article/174809
 「来年四月に予定される名古屋市長選で、市議会自民党市議団は、これまで調整を進めてきた四十代の男性中央官僚の擁立を断念することを決めた。いまだに態度を表明していない河村たかし市長(72)の五選出馬を見据え、市議会の他会派とも連携し進めてきた事実上の対立候補の擁立作業は白紙に戻った。市議団はあらためて選定に着手する。」とあった。

 今日はまた
https://www.chunichi.co.jp/amp/article/176031
「 来年四月に予定される名古屋市長選で、市民団体役員の尾形慶子氏(63)=同市昭和区=が二十四日、本紙の取材に「名古屋市初の女性市長を誕生させ市政に女性の声を反映させたい」と述べ、無所属で立候補する意向を明らかにした。年明けに正式に表明する。同市長選への立候補表明は初。」

 緑の党はこんな政党
http://greens.gr.jp/about/
「緑の党は、3.11福島原発事故を契機として2012年7月に結成されました。

 結成総会で採択された「緑の社会ビジョン」で、私たちは原発ゼロを実現するために「経済成長優先主義」から抜け出し、「おまかせ民主主義」にサヨナラするという目標を宣言」したいらしい。

・・・自民公明は模索中、緑の党の尾形慶子氏が一頭地を抜く形で出馬への意欲を示された。しかしながら争点を挙げると

・女性の声ってどんな声
・歴史認識の違いとは
・市民税減税は低所得者に恩恵が少ない
・脱炭素社会ってあのEV化を推進し、ガソリン車を締め出す動き

いやー、この争点をみただけで落選が見える。もちろん河村氏の続投を前提にした上でのこと。

・子を持つ母親の声だろうか。いじめや学童の待機はほぼ解消されたんではないか。

・慰安婦の問題はすべて論破された。世論をつくりリードしてきた朝日新聞は読者に社長の首を差し出して謝罪した。記事を書いた植村氏も裁判で敗訴している。南京大虐殺も論破されている。

・低所得者にどんな政策が有効というのだろうか。高額納税者こそ減税というインセンティブを付与して経済の活性化に貢献してもらう方が良い。減税を止めると増税になり、市税は増収になるが、公務員の給与や賞与、退職金に回るだけではないか。

・脱炭素社会には反対だね。日本でEV化を進めると自動車産業が衰退してしまう。名古屋港の収入はトヨタの頑張りで日本一の税収を上げている。これをミスミス捨てるのだろうか。党是の原発反対と矛盾している。

 河村氏は一橋大学のOBであることにもっと注意を払った方が良い。めっぽう計算、計数に強いということである。中小企業経営者の御曹司だからもともと裕福で有り、庶民派ではない。それでも庶民派を謳うのは立場が弱い会社役員の悲哀を味わったからだろう。また離合集散を繰り返して来たのも政治家として存在感を示したい意欲があるからだ。
 先輩格の石原慎太郎氏も一橋大の学生時代は公認会計士の受験を目指していた。文士だから計数に弱いわけではなく、会計学のような学問はむしろ若い時に頭を通っているから強い。だからこそ、都財政の複式簿記化を進めて成功して黒字化している。失政もあったが良い仕事をした都知事だった。

 河村氏に勝つ対立候補者の条件は何か。
1 数字に強いこと
2 地方行政の仕組みを理解していること
3 歴史・社会の洞察力、観察力があること
4 感情的にならないこと
5 国際情勢を把握していること
6 市職員に対して甘くないこと
7 市議会では孤立無援でも支持者が居ること
8 既成政党所属ではないこと
9 口より行動力があること
10 若さがあること。

河村氏の最大の弱点は高齢者の域にある。選挙巧者だが年齢には勝てない。5期目ということも多選を嫌う傾向の中では不利かと思う。後は徳が備わっているかどうか。過去に対立候補、ライバル、政敵に対して卑劣な行為がなければ良い。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
日本で一番美しい山は?
ヒント:芙蓉峰の別名があります。

コメント:

トラックバック