11月の俳句2008年11月16日

  11/2-11/3谷尻谷からクラシ谷下降

  秋深し人来ては去る垢離掻き場(北谷尻出合)
  
  露営して夜の長さをもてあます
   
  コンパスを手に彷徨いし霧の山

  シロモジの黄葉(もみじ)且つ散るクラシ谷

  黄落や炭焼き窯の跡多し

  秋風やかつてはありし峠茶屋

  行秋や下山まで待つ茶屋の女(ひと)

  山の湯の最後の客や秋の暮

  11/8-11/9奥三方山と奈良岳

  パック入りおでん温むテント内

  つづら折れの山路を飾る冬黄葉

  谷奥の白き布めく冬の滝

  枯れ葉踏む音も親しと歩くなり

  山にまだ心をとどむ散り紅葉

  ブナ茶屋の限りなく見し枯木立

  枯木立つ山の小池の寂しさよ

  神留守の白山裾の見えるのみ

  犀川の高三郎の山眠る

  霧氷見ゆ十一月の山の上

  休みなく下れど山路は暮早し

  子狸と別れを惜しむ山の暮

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ヒント:芙蓉峰の別名があります。

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