短歌日常②2006年12月11日

 ただでさへ淋しき冬を弥増しに淋しがらせる便りの届く

 知る人がまた一人嗚呼あの方も顔見ぬままの宴会の席

 影写る身を苛みし山友よ今は静かに過ぎし日を思ふ

 夢のごと一生を歩む出会より酒で交はり山で交はる