I will always love you を生で聴けた!2013年02月16日

 2/15から3/4まで大阪・上六・新歌舞伎座で島津亜矢座長公演が始まった。名古屋駅発7時のアーバンライナーに初乗車。三重県では雪に見舞われていたが、青山トンネルを抜けると青空になった。2時間、定時きっかりに到着。上六は叔母がいた頃に一度行ったきりだ。中学生のころだから記憶はない。それに高層ビルになっている。11時開演まで喫茶店で時間をつぶす。
 芝居は「坂田三吉の妻・小春の生涯 獅子(ライオン)の女房」だ。オンステージは「玲瓏(れいろう)」をキャッチコピーに、いつまでも美しく光輝いていたい、というテーマ。
 芝居は昔、渋谷天外、藤山寛美らの松竹喜劇をTV中継でよく見たが、この作品も関西に共通する泣き笑いの喜劇仕立てだった。坂田三吉は将棋指しで小春は村田英雄の歌にもなった。入場料は11000円で、御園座では16000円だったから、5000円も下げて、割安感を出す工夫であろう。制作費のコストダウンの徹底の所為か、舞台のセットが今一安普請なのが気になった。已む無しか。
 オンステージは、演出を宝塚の人が手がけられて、それらしい華やかな感じにまとめられた。歌はニコラ、愛の讃歌、見果てぬ夢、I will always love you、星に願いを、地上の星、雪が降る、流れて津軽、海ぶし、勘太郎月夜唄、名月赤城山(セリフ入り)、さくら、感謝状、帰らんちゃよか、大器晩成、海鳴りの詩、一本釣り。前半は洋装で歌い、バックのダンサーの踊りもダイナミック。後半の演歌は着物でと使い分けられた。表題にも挙げたように英語の歌ながら高音域の美しい歌唱が印象に残った。御園座であった津軽三味線の揃いの演奏はないので、奥行きに欠ける。しかし、御園座はさよなら公演ということもあり、最後の特別サービスだったかも知れない。

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