リサイクル業者からの電話2023年05月10日

 リサイクルショップから電話で古本や古時計など無いか、という電話があった。本は売るほどある。晩年は古書店を開業したいくらい蔵書はあるんです、と答えたら査定させてくれという。
 しかし、スズメの涙ほどの金額でしょ、と応酬したら、今は自宅で仕事をする人が多くなり、余暇に文学全集などを読むらしい。通勤に時間を乳母れていた人が新刊で全集を購入するのは負担が大きい。故にに古本の全集の需要が高まっているという。
 本音は売りたいの山々であるが読まなくなった蔵書は記憶のよすがになっている。書影が目の前から消えると記憶も薄れる。本は読んだ後は新聞などと一緒に捨てる人もいるらしい。読みたくなったらまた買えばいいと割り切っている。
 本は読むものではなく、買うものだと言う作家もいた。宜う。