どくだみ茶とほうじ茶のブレンドの薬効2020年06月01日

 これまでの巣ごもり中の食生活は免疫力養成のため肉類を中心のたんぱく質の補給であった。あとはビタミンBからCなどの補給を心掛けた。そのお陰かどうかは知らんがコロナ感染は回避できた。まだこれからも油断はできない。
 自粛以前の接触濃厚な生活に戻ると感染が増えるだろう。否間違いない。山小屋経営者はその知識の周知と営業上のアナウンスとの矢面で苦しいところだ。たくさんの登山客に利用してもらいたい反面、利用した登山者が感染して小屋名が知られると即営業は停止になる。
 さて、食生活は充実したが、太めの体形がさらに太めになったのでタンパク質の摂取の材料を脂肪のない豆腐と納豆に変えることとした。これでまだ一週間は経過していない。肉と違って豆腐は生食なので新しい方がよい。納豆はすぐ干からびる。2日置き位に購入する。
 体にたまった脂肪は運動でも中々取れない。心肺機能を駆使するような運動を日常化すると良いがそんな運動は続きそうもない。だから入るところから制限する必要がある。また体液の浄化も必須で、あちこちの道の駅で買いためて来たどくだみ茶を使い始めた。水出しように買ったほうじ茶とどくだみを熱湯で煎じて冷まし日常的に飲み始めた。
 すると小便が今までの頻尿気味から少し溜まった段階で押し出すように排尿する感じである。残尿感がなくなった気がする。これが薬効なのかと思う。ちょっとググると「どくだみに含まれるカリウムには、利尿作用があり、体に溜まった毒素や老廃物を排出するデトックス効果(解毒)があります。余分な水分が排出されるため、むくみが改善します。
 また、クエルセチンには、脂肪の吸収を抑制する効果があるといわれていますので、ダイエット効果も期待できます。」とあった。やっぱり薬効なのである。

    毒消し飲むやわが詩多産の夏来る  中村草田男
http://koyaban.asablo.jp/blog/2019/06/20/9089671

夏タイヤの軽快感2020年06月02日

 5/31の夕方にタイヤを交換し、昨日も少し乗ったが、今日はちょっと遠いスーパーに買い物に出かけて多めの距離を乗った。やっぱりスタッドレスタイヤと夏タイヤの特性は大きく違うのものだと気づかされた。スタッドレスは道路から上がってくるノイズが大きい。タイヤの「パターンノイズは、「トレッドパタ-ンの溝の中の空気が走行中に圧縮されてタイヤの回転により排出されるときにおこる音」らしい。スタッドレスは横溝と縦溝と両方が荒く刻まれて雪をつかみやすくしてある。夏タイヤはほぼ縦溝がシンプルに刻まれている。これだけで騒音が大きく違い、ハンドリングも軽い。今日はそれに気が付いてさらに空気圧も調整してみた。前輪はディーゼルエンジン、変速機、ステアリング、運転手などの負荷が高いので空気圧を多めに高めに指定してある。空気圧を高めるとハンドリングも軽い。全体としてフットワークが素晴らしく良い。早く越県の外出をしたくなった。

真夏日と衣替え、部屋替え、車内整理2020年06月03日

 6/2は朝から暑かった。どくだみ茶が効いて、毒素が抜け、血液が浄化されて頭がさえて来たのか?暇はたっぷりあるのに何だか面倒だった家事がこちょこちょと片付き始めた。
 昨日は半袖で外出しても夕方まで肌寒くなかった。気温は30.5℃あったらしい。今日も31℃の予想気温である。それで今日はかねてからやろうとしていた部屋替えと整理整頓に取り組んだ。するとどこにしまったか分からなくなった登山ナイフが出てきた。

①まず布団をベランダに干して寝室を空にする。クリーナーで清掃。

②ストーブをベランダで空焼する。後は旧寝室にしまう。

③扇風機を出す。ほこりなど清掃する。

④冬物衣料を収納する。虫除けを入れる。

⑤夏物衣料を出す。古いものは処分する。

⑥物置になっていた部屋の段ボール箱、書籍などを旧寝室に移動する。クリーナーで清掃。

⑦スキー板セット、冬用登山シャツ、冬用ヤッケ、冬用シュラフ、灯油缶などは押入れに収納

⑧マイカーに常備して置く沢登りとキャンプ用品は移動する。
別に一覧表作成

⑨マイカーのタイヤのボルトの増し締め

⑩新寝室は夏モードにしておく。夏布団を用意する。

⑪パジャマは薄着に交換する。

車載常備登山用具一覧2020年06月03日

沢登りは
a ハーネス
bロープ30mX8mm
cヘルメット
dスリング
eカラビナ+安全環付カラビナ
f沢スパッツ+沢シューズ+沢ソックス+軍手

キャンプ用品は
a4人用テント
bコッヘル大小+アルミ食器セット+箸
cマッチ+ライター+蚊取り線香+着火剤+ローソク
dマット
e夏用シュラフ
f包丁+まな板+お玉
g紙コップ+コップ

登山用具
a登山靴
bスパッツ
c蛭ファイター
d赤布
e鉈
f鋸

やっと届いた厚生労働省のマスク2020年06月04日

 昨夕、我が家にもマスクが投函されていた。
 産経WEBは「 政府が全世帯へ配布する布マスクの配達が愛知、岐阜両県で14日、始まった。既に東京都や大阪府などで配布が始まっており、東海地方では初めて。14、15日は、愛知県では名古屋市西区、中村区と清須市内に、岐阜県では岐阜市内に届けられる。
 14日は名古屋市の名古屋西郵便局と岐阜市の岐阜中央郵便局で、マスク配達のためのバイクが出発。今後、厚生労働省から他の地域向けのマスクが届き次第、配達地域を拡大する。 配布は4月17日に東京都で始まった。政府は愛知県や岐阜県を含む「特定警戒都道府県」から順次配布し、5月中に全国で配り終える予定。
 布マスクは「アベノマスク」とやゆされ、一部に変色など不良品が見つかり回収される騒ぎもあった。」と報じた。他紙はすでにファイルが消えていた。
 5月中というが6月になったのは郵便局の人手不足だろうか。もうピークは過ぎた。これから破綻した経済の再建がはじまる。しかも三密を警戒しながらのことだ。コロナより怖いのは日本経済の対応策である。一旦は瀕死になった重症患者と同じである。ちょっと抜本策に欠ける。全治3年、消費税ゼロが一番有効と思われる。

堀川駅跡界隈2020年06月04日

御園橋を渡ると外堀の城壁が美しい
 丸の内の事務所へはまだ地下鉄に乗りたくないのでマイカーで行く。しかし長時間有料でPできないので路駐する。三の丸はさすがに余地なしなので名城公園へ。雑用はまず愛知県図書館が第一だ。徒歩で行くと発見がある。

 スマホの地図に堀川駅跡と浮かんでいる。そんな駅跡なんてあったかと来てみれば今はこんな更地になった。堀川とつながるところは瀬戸電の始発駅だった。久屋橋辺りとばかり思っていた。 今もあれば「名古屋城正門」前駅として活用すれば便利のいい場所だ。栄から外堀通り線として引っ張れないか。 
 御園橋を渡ると図書館に入る。外堀との城壁が美しい。これまでにたくさんの城址を見学してきたが名古屋城の石の組み方は芸術かと思う。特に東門の橋を渡ってすぐのところからは精緻を極める石組みである。尾張徳川家の威信にかけて建造されたのであろう。
 ここは横井也有の生地だった。名古屋の江戸時代を代表する文人ではないか。下前津の交差点近くには背の高い顕彰碑が建てられている。中経新聞の連載で、今の富士見町から昔は富士山が見えたと『鶉衣』の「噴煙が見えた」との引用文とともに写真を添付したら編集者が「本当か」と言って飛んできた。昔は景勝地だったとか。横井也有は尾張藩を引退してからも城内の舟泊まりから乗船し、堀川から桑名へ渡り、御在所岳の麓の湯の山温泉に湯治に行っている。ただ、隣の部屋から芸者をあげてのドンちゃん騒ぎに閉口した話も書いている。也有の俳句で一番人口に膾炙しているのは”幽霊の正体見たり枯尾花”だろう。
 それで愛知県図書館までは良い道草を食いながらたどり着いたが、目的の本は地域資料というので閲覧すらできなかった。事務所の郵便受けは久々で溜まっていた。自宅以外にもマスクが配布されていた。

西台山の行方不明事故は無事救出!2020年06月05日

NHニュースから
https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20200605/3080003935.html

 6月2日に岐阜県揖斐川町の山に入り行方がわからなくなっていた、愛知県春日井市の79歳の男性が5日午後、無事に警察に救助されました。

 春日井市高蔵寺の79歳の男性は、6月2日、揖斐川町の標高949メートルの西台山に登山に出かけたまま戻らず、警察や消防が捜索していました。
 その結果、5日午後2時ごろ、ヘリコプターで捜索していた警察官が、山頂から1.2キロ離れた谷で男性を見つけ、男性はまもなく救助されました。
腰や足に痛みを訴え病院に運ばれましたが、目立ったけがはなく、会話もできる状態だということです。
 警察官に対し、男性は「山に入った日に道に迷い、その翌日、5メートルぐらいの高さから滑落し動けなくなった」と話しているということです。
 警察は経験や体力に応じた無理のない計画を立て、十分な装備で登山に臨むよう注意を呼びかけています。

・・・ご無事で良かった。3ヶ月に及ぶ外出自粛の影響であろうと思う。登山に必要な何かが欠けるまま登山してしまい、下山できなくなった。何が欠けたのだろうか。今まで積み上げてきた登山の心得的なものかも知れません。何分低山ですから技術や体力がいるわけではない。登山道ははっきりしないところがある山ではあるが注意すれば迷うことはない。地形図とコンパスはあったのか。
 記事によれば山頂から1,2km離れた谷というからこの方も無駄に動き回ったことになる。左門岳でも迷ったと自覚したら山頂へ戻ることだった。西台山の登山者も同じである。
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縮尺は300mで2センチなので、
1.2km=1200m  300m=2センチ  2センチx(1200÷300)=8センチ
山頂から8センチポイントまで谷を下ったのだろう。一番悪いケースである。想像だが谷汲の飛鳥川源流に下ったのだろうか。もう少しで林道に出る辺りが約8センチくらいになる。

斧あてしごとき一笛初神楽 訃報 俳人・伊藤敬子さん死去2020年06月06日

 今朝は蒸し暑い。ぼーっとした頭で新聞を開くと伊藤敬子氏の訃報が目に留まった。公益社団法人愛知県支部の支部長も努めていた。東海地方俳壇の第一人者であろう。句集は持って居ないが、『鳴海しぼり』『四間道』など足元に題を得た句集名に興味を持って居た。

 前田普羅も弟子筋には足元を詠め、と指導したごとく、俳人の姿勢としては立派なこと。中日俳壇の選者にされないのが不思議だった。多分ですが、人気を二分する「風」の沢木欣一の弟子の栗田やすし氏の全国的な広がりに比較して限界があったのかと。
 足元にこだわれば全国的人気は得られない。栗田氏にはもう一つ大きな強みがある。それは河東碧梧桐の研究家だったこと。これは栗田氏を全国区的認知度を高めたであろう。一方で伊藤氏は愛知県生まれの書記官で「ホトトギス」の俳人だった鈴木花蓑の研究があった。あくまでも足元に徹したのである。しかし、花蓑は山本健吉をして「全体としては客観写生風の低俗句の羅列であるが、その中に少数の感覚の冴えた、凝視の効いた写生句が混じっている」と余り評価は高くない。こんなところも地味な俳人で終わったのである。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14503386.html

 伊藤敬子さん(いとう・けいこ=俳人、俳人協会評議員)5日、肺炎で死去、85歳。葬儀は近親者で営む。喪主は夫和吉(わきち)さん。後日、お別れの会を開催予定。

 愛知県生まれ。80年に俳句誌「笹」を創刊、主宰を務めていた。第1回山本健吉文学賞を受賞。句集に「光の束」「百景」など。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%95%AC%E5%AD%90_(%E4%BF%B3%E4%BA%BA)

 表題に挙げた俳句は朝日新聞の大岡信『折々のうた』に採り上げられた俳句である。昭和63(1988)年の作品。53歳の作句だから勢いがあり、鋭い感性が感じられる。

神楽とは
https://www.isejingu.or.jp/ritual/annual/kagurasai.html

笙とは
https://www.youtube.com/watch?v=0W8A6n0OgkQ

いつの間にか6月2020年06月07日

 6/1に外出自粛が解禁、越県の観光も許されることとなった。だが体重は5kgも増えてしまった。こんな体では気楽に山へと行けない。どこか楽な山からスタートしたい。そう思うが山に行くこころを刺激する山がもう無いというのが寂しい。
 そこでかつて登った山をもう一度おさらいするつもりで登ることになる。とりえず、三河本宮山に行こう。大己貴神(オオナムチ)を祀ってある。疫病封じの神様だ。

鰻屋の修業に学ぶ山屋の心得2020年06月08日

 笑われるかも知れませんが、最近の高齢登山者の道迷いの多発傾向を考えているうちに鰻屋の修業を思い出した。
 ヤフーの知恵袋にあった回答が的確でした。

「鰻職人を「串打ち三年、板(割き)五年、火鉢(焼き)一生」とはよく言ったもので、
一生が修業人生となる領域であるほどに、経験と勘が客評判のカギを握っていることは間違いないです。」

・・・これはそのまま山屋に置き換えたい。鰻職人は山屋、串打ちは夏山、板(割き)は残雪期、そして冬山へとステップアップする。火鉢(焼き)はルートファインディングとするとどうか。岩登り、スキーはグレーディングでレベルアップの度合いが分かる。RFは低山から高山まで必須の能力であるが、自分がどれほどのものかは推し量れない。トレーニングが難しい。どんなベテラン登山家でも単純な原因で遭難(時には死ぬ)するのはこのせいだろう。
 焼きは一生というのは真理である。蒲焼は強火の遠火。垂れには砂糖も入るのでちょっと目を離すとすぐ焦げてしまう。山歩きでも下山中に今日は温泉に入り、後はあそこの蕎麦屋で蕎麦を食うか、などと考えながら歩くとどこか石の突起、石車に乗ったり、木の根っこの張り出しなどに当たって転倒したりする。運が良ければ怪我で済むが骨折もありうる。仲間内には2回も骨折した会員がいた。要するに遭難(特に道迷い)の原因は油断である。登山に集中することなのだ。
 道標のある名山歩きばかりだと中々スキルはアップしない。海外遠征経験者でもメンバーに名を連ねているだけというのもいる。アメションにならってヒマションと口の悪い先輩が言っていた。ある有名な女優がアメリカに行ってきたとはいうものの小便をしに行っただけという新聞記事であろう。ヒマラヤに行ってきたぞ、と自慢する御仁である。ベテランにはそういう人も多い。長年やっても遭難からは免れない。一生が注意深く山歩きを続けることなのだ。