道迷いは遭難の複合要因の元2020年06月12日

 最近、赤い布切れの枚数を増やした。常備は10本だったがさらに10本追加した。なぜなら4月下旬から5月一杯も道迷いによる山岳遭難が激増しているからだ。肉体的にフレイルとなっていると思うので用心に越したことはない。

道に迷って山中を彷徨う内に

1 木の根っこにつまづいて転倒、最悪は骨折

2 体力の消耗でリカバリーができなくなり滑落し、打撲又は骨折

3 道迷いに心理的にあせってとんでもない方向へ行ってしまう

4 挙句の果てに山中で死亡する例が後を絶たない

5 迷うと沢筋ならやがて人家のある里に出られると素人考えで下ると、滝に遭遇し、尾根に逃げると急な崖に遭遇し、戻る事さえ困難になる。
奥美濃の名峰・冠山の遭難碑は急な降雪に慌てて沢を下り死亡した。(1955年(昭和30年)11月6日に沢沿いのルートで福井銀行員24名が遭難し、うち2名が死亡した事故)

6 藪で見通しが悪く、RFのために木に登ったが生木ではないために折れて転落死した事例(五蛇池山)があった。

7 登る際に、足元が照葉樹林の落ち葉で滑ったために体重を支えるために何気なくつかんだ細幹の木が腐っていたために折れて、100m以上滑落死した事例(鈴鹿の釈迦ヶ岳)

8 ノーザイルで登ることは出来ても下ることは困難と知る

 以上のように道迷いは単純な事故に思えるが複合的な遭難原因につながっている。言わば風邪は万病の元というごとく、道迷いは遭難の元なのである。