天然鮎の料理を堪能2008年09月07日

 山岳会の例会で久々に鮎料理を食べたい、との希望が多数あがった。週末はどうせ天気不順と見越してグルメ紀行を計画した。女性5名、男性2名の7名で板取川の旧板取村にある「おもだか」に出向いた。案に相違して天気はまあまあよくてこれなら山行を組めばよかった。
 美並ICで下りてR156を北上し、R256を走る。高賀山の北麓を走る。高畑鉱泉をやり過ごして狭い山道を走ると立派なトンネルが現れた。約4,7kmのタラガトンネルを抜けると板取村の県道に合流。タラガ越えの苦労は無くなった。
 「おもだか」には10時45分頃着いて11時の開店時刻にピッタリであった。少々早めであるが勘違いして予約席に通してくれた。建物は柱は頑丈であるがいわゆる東屋風の造りで窓は無く夏だけの利用であろう。すぐ近くの板取川の川風が涼しい。
 やがて料理が運ばれた。先ずは甘露煮、続いてから揚げ、塩焼き、最後は鮎雑炊で締めくくる。他にオプションでアジメの甘露煮も賞味した。アジメとはアジメ泥鰌のことで今では珍品である。検索すると昭和51年に天皇皇后両陛下が下呂の老舗旅館にご宿泊された折りに「あじめの甘炊き」を食された。お気に召されたようである。過去に一度食べた記憶はあるがどこかはもう忘れた。
 鮎料理を堪能した後は「奥美濃の黒部」と呼ばれる川浦谷を探勝した。吾妻清水にも寄ったが3,4台の車で来て大量のポリタンに清水をつめていた。私たちも一口飲んだが美味しい山のミネラル水である。
 喫茶店で休んで既に午後2時だったがそのまま帰らず、徳山ダムの満水状況を見たいと提案したら皆乗ってくれた。R256を南下、谷合、尾並坂峠、樽見、R157、県道270、馬坂トンネルを越えた。徳山富士(点名:白谷925m)の登山口をチエックしたが顕著な踏み跡はないので藪覚悟だろう。或いはトンネルの東側か。
 坂道を下ると満々と水を湛えた徳山湖が見えた。全てをダム湖に沈めてしまった。徳山会館に寄るが不在。そこから眺める徳山富士はなるほど素晴らしい山容である。
 揖斐へは不通との情報はあったがトンネルに通行止めの看板はない。軽トラを呼び止めて聞くとこちらには来れないが出ることはいい、との情報である。トンネルをいくつも潜って行ったが杉原辺りから水害の爪あとは見られた。沢から夥しい土砂が押し出された様だ。それをブルで掻いた後であった。どんどん下ると横山ダムでやはりおじさんが規制をしていた。道理でダム湖周辺に観光客が来れないわけだ。
 道の駅は満杯であった。揖斐の町にでると空はまだ晴れており、今日は一息つけたようだ。揖斐川沿いを南下して行くと西の空の夕焼けが美しい。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
日本で一番美しい山は?
ヒント:芙蓉峰の別名があります。

コメント:

トラックバック