納涼!愛知川奔流核心部遡行2008年08月11日

 8/10、参加者は2人減って4名。同行する知多半島グループは5名と合わせると大勢の編成になった。知多の連中は1名を除き、皆初心者ばかりである。
 朝明の駐車場で7時半過ぎに合流。7時40分出発。ハト峰峠から白滝谷を下降する。この谷も随分ご無沙汰である。伊勢側と違って近江側は傾斜も緩くて歩きやすいし、谷相も穏やかである。そんなに下るかな、と思うほど歩いた。9時30分。知多グループの皆さんは草鞋に地下足袋のクラシックスタイルである。
 本流はさしずめ大通りであろうか。上手から下流からもパーティーが来ては去ってゆく。スタイルも本格派から軽い沢遊び本位まで様々である。既に立秋は過ぎたとはいうものの都会は炎熱地獄の日々である。ここで全身を水に浸して納涼とした。
 
 8/7
 第三のビール購ふ立秋忌
 たまねぎを買おてカレーに普羅忌なり

 8/10
 朝明の奥、水車小屋のある公園でブラジリアンのキャンプを見た。ここはキャンプの禁止のところ。お構いなしに陽気に愉しんでいた。暑い時期は暑さを愉しむのが白人社会の文化とかいうが。

 白人ら残る暑さを楽しめり
 白人の女の水着残暑かな

 したたり落ちる汗を拭いながらハト峰峠に着く。子供達が大勢集まっていた。すると誰かがあっ「鹿」と叫んだ。悠々と近江側に逃げ込んだ。

 鹿一頭休む我らを見ておりぬ
 鈴鹿みな鹿の住処や昔から

 8月や山といえども雨降らず
 8月や淵という淵みな泳ぐ
 鬼灯のごときに見へしミニトマト
 あをあをと伊勢の千草の稲田かな
 よく見れば稲田ごとにも遅速あり