小屋番の山日記

　今日は丸の内事務所へ早めに行く。ちょうどジャストタイミングでエプソンのXPのOSを換装したPCが届く。インストールなど着々と済ます。アマゾンからの本も届く。
　外が騒がしい。上空のはヘリだろう。そうか今日は名古屋まつりとか。交通規制の看板も見た。しかしそんな祭りよりは河村市長の仕掛けた政事（まつりごと）の方がよっぽど面白いではないか。
　チリの３３人の無事救出は素晴らしいニュースだった。子供のころ田舎の山麓にあった防空壕跡の隠れ家遊びを思い出す。子供の体でようやく入れる小さな穴蔵には蝙蝠が飛んで気味が悪い。度胸試しで恐る恐る入るが直ぐに出たい衝動にかられたものだった。光がないことは恐ろしいものだ。おそらく３３人はその中に埋もれてしまう恐怖と戦いながら過ごしたであろう。
　ヒマラヤで雪崩に埋まった田辺治さんら２名は帰らず、となった。遺族には悲しいできごとだった。また日本登山界にとっても惜しい登山家をなくした。雪の中で腐敗することもなく時を刻んでいくのだろう。マロリーの遺体のように何十年か先に見つけられるかも知れないが・・・。ご冥福を祈る。