飛騨・猪臥山スキー登山2009年02月22日

 2/21(土)の夜7:30栄のど真ん中で集合。W君の職場から直行となる。東海北陸道を清見で降りて彦谷を通る卯の花街道へ左折。ビバークは道の駅の一角にテントで凌ぐ。飛騨の夜空は満天の星である。「オリオン」が見える。それに非常に寒い。
 午前4時半起床、朝食、片付けなど終えて彦谷の予定地に着いたのは6:55だった。ここでシールを着装し、林道をシール登行。左手には何と猪臥山遊歩道の案内版があり、先行者がいた。どうやらスノーシューのパーティらしい。我々は何も足跡のない林道を行く。
 手の指がしびれるほど冷たい。体も中々温まらない。しかし、雪質は軽いため登行は楽だ。地形図で現在位置をチエックしながら林道を登る。右手に稜線か尾根が明るく見えるが林道通しで行くと終点になる。ここでまた遊歩道と合流したがスノーシューの踏み跡はない。
 桧の狭い樹間をぬって登ると左手から踏み跡と合流した。1285m付近の小ピークに立つ。やはり道標があり、踏み跡はここで終っていた。
我々は緩やかな大木の残る疎林を登った。
 一旦ピークに立ち、林道を見て合流したがガードレールの高さが2mはあり、空いた所から潜って林道に出た。再びシール登行を続けて電波塔のピークを右に見て山頂への稜線を辿る。下り気味に下って1470mのJCPを左から巻いた。また下って鞍部に降り立つ。緩やかに登って行くと最低鞍部まで下り、林道に迂回した。
 林道はすでに高く上がった太陽のせいで雪質が悪くなっており、シールにべったりと付着した。ワックスでそぎ落としたりした。午後からの天気の悪くなる兆しが早くも現れた。ある程度登ったところで再び尾根に取り付いた。高山市側がブナの原生林が残り、疎林が素晴らしい。
 やや急な斜面を苦労して登って尾根に上がった。そこから山頂は指呼の間であった。以前あった電波塔は撤去されて祠があるだけのすっきりした山になっていた。小鳥峠からの道は延長されて隣りの山へ続いている。小鳥峠側はスキー向きの緩斜面で滑りこみたい気になる。そして驚くことにスノーモービルの轍があったことだ。小鳥山牧場の方から来ていた。
  12:20。祠から更に高みを目指して遂に厳冬期の猪臥山に立った。
 周囲はぐるりと大展望である。時計回りに、白山別山、笈ヶ岳の頭らしいピーク、大笠山、奈良岳、猿ヶ馬場山、三ヶ辻、金剛堂山、白木ヶ峰、北アルプスはガスがかかるが槍穂高連峰、乗鞍岳、御嶽は見えた。素晴らしい。飛騨の中心の山みたいである。
 祠で風を除けて休憩後、シールを外し、13:05滑降開始。登ってきたルートを忠実に滑り、ブナの疎林を滑る。鞍部からは電波塔まで登り返さず、彦谷の源流に下った。最初は唐松や雑木の密林で難儀した。立木はストック制動でかわす。下るに連れて緩斜面となり、スキーが走るようになった。手入れされた杉の植林帯はまことに滑りやすい。14.12林道終点付近に出会う。
 林道を忠実に滑走したり、漕いだりしていくと見覚えのあるトンネルの入口に着いた。そのまま行くと彦谷の流れを橋で渡り、卯の花街道の下をくぐって街道に合流した。14:40であった。
 R158に戻ると電光掲示板で高速の渋滞を知る。久々の雪がスキーファンを喜ばせたのかな。清見をパスして荘川までR158を走り桜香の湯に入湯した。その後は荘川ICから入ったがやはり渋滞は解消されず、ETC割引をゲットすることもあって白鳥で一旦降りた。とある店で食事後、行きかけたが渋滞は増えている。R156で郡上八幡まで走り、解消を見届けてから高速入りした。
 沢山の車が今回の春雪を愉しんだことだろう。

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