塩の道の入り口を発見!2023年10月01日

 今日は雨だった。出発も遅くなって12時30分に出た。いつものR153を快適に走る。小雨、曇天のせいかお出かけのクルマは少なくて助かった。根羽村では曇りまたは晴れていた。
 治部坂峠を越えて先ず行ったのは寒原峠を左折して恩田井水の取り入れ口である。恩田川本流では無くて、支流の長九郎沢にあった。弓ノ又谷林道を登れば三階峰に行けるが、途中の小さな建物の傍に用水路があり集水桝をあふれる水は長九郎沢に戻る。正しく井水の仕組みである。木曽山用水も同じ仕組みである。この先でサイフォンで大沢川に一旦水を落とし、改めて取り入れ口から同じ集水桝から取水する。先週に行きかけた大沢川右岸の壊れた橋の先に続く林道の終点にあるかも知れない。
 一方で村道に下ってHさん宅の前を通過すると左上に上がる道がある。R153に合流する。さらに先には細道があり石碑めくものがあったので登って見たら、手前に祠があるか判明できず、先にはH家やK家の墓だった。墓地の下には平があるがこれが尾根に開削された明治24年以前の旧道だろうか。
 今の村道は明治24(1891)年開通した塩の道でその後R153に格上げされて舗装された。昭和48年の地形図には新しいR153が印刷されているのでその時期までは利用された。
 今日の目的は村道の899m地点を探ることである。以前は入った途端に蜂が集団で飛んできてすぐに逃げた。気温が下がればもう良いか、と。少し左寄りに下ってみた。若干の藪があるのは132年前に役目を終えたので歴史の彼方に消えてしまったのである。すると人工的に建てられた棒の上に小さな屋根をかぶせてあったのであっと閃いた。これこそが歴史の彼方に埋もれ行く道の痕跡である。10m先で左折、初沢本流に下ってゆくところを確認できたので小さな尾根をよじ登って車に戻った。少し徒歩で歩いたが沢が深くて見えない。車で走りつつ探った。電灯線の保守路が3本発見できた。強引にヤブを分ければ大野へ行けるだろう。次は最初の899mから初沢に下って大沢川左岸の廃道を探る。

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