岳連総会2013年04月13日

 14時から16時まで愛知県スポーツ会館で岳連総会が行われた。それに出席した。式次第に沿って議事進行が進められた。印象に残るのは石川会長の退任であった。最近体調が悪く、理事会でも欠席が多かった。病気とは聞いていた。退任のご挨拶もどこか元気がなかった。会長、副会長が新任された。
 1年間には、様々な事業が行われるが、遭難対策の位置づけが年々重要度を増してきた。昨年の御池岳遭難で、今月中に鈴鹿サミットの会合が持たれると説明があった。昨年だけで50件の遭難があり、36件が重要な遭難で、内16件が愛知県の登山者だった。愛知県は遭難当事者を送り出してる県ということであった。
 そこで三重県、滋賀県などが他県の遭難者の救助活動に駆り出されるカタチであるので対策の話し合いになった模様。来週は御池岳の現地に検証に行かれるとも言われた。
 これまでに事故があったかなかったか知らないが、レアケースといって見過ごすには余りにも多数の救助活動がショックだったようだ。新聞では延べ700名と報じられた。みんなああして助けてもらえるんだ、と誤解されないように啓蒙活動も必要だろう。登山口付近で遭難防止のチラシを配ることも考えているようだ。
 加盟の山岳団体数もジリ貧である。昨年度で57団体、1200名弱となった。今年は1団体が脱退する予定。以前は80団体以上はあったと記憶している。
 商業的な登山旅行会社は増加しているので登山愛好家はそちらへ流れているのだろうか。マイカーがなくとも名鉄バスハイクなどは気楽に安く、参加できる。世の中の流れは如何ともし難い。そして未組織の登山者が遭難事故を起こす事例が多い。ツアー会社の遭難事故は起きると派手に報道されるが事故そのものは少ない。
 山岳会、ツアー会社のいずれにも属さない、つまり、マイカーでふらっと仲間内だけで行く登山者の事故対策が問題だろう。

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