小椋佳の「山河」を聴く!2013年04月24日

日本を代表する信州の山河!常念岳、犀川と高瀬川の合流地帯から善光寺平へと流れ、信濃川となる。
 この4月、5日から7日まで信州の春を堪能してきた。未だその余韻に酔うことを余儀なくされる。牛が食べたものを反芻するかのように思い出す。印象鮮明なうちに、すぐ紀行を書いて、写真を添えてCDに焼き、同行者に贈った。今日までに全員からお礼状をもらった。次は俳句を書き残した。やっぱり信州の山はいい。そして山村風景もいい。正に日本の屋根であり、日本のふるさとが凝縮されているかに思う。

 そして、今度は歌である。折りしも、小椋佳さんが中日新聞夕刊にエッセイを連載中である。「この道 歌創り40余年 小椋桂」だ。まだ東大を出たころの思い出話をうろうろしていて中々核心部の歌に入りそうもない。

 「山河」をググると

「山河」(さんが)は、2000年4月26日に発売された五木ひろしのシングルである。  

解説 [編集]
人生を山河に見立てた内容の楽曲である
五木は2000年の『第51回NHK紅白歌合戦』の大トリで歌唱した。
若年層にも支持され、『NHKのど自慢』等で若者にも多く歌われている。
作詞・作曲を手掛けた小椋佳・堀内孝雄も後にそれぞれセルフカバー版を発表している。

 そこで「山河」を聴いてみよう。この歌は五木ひろしに提供した。

 トップは五木ひろしで聴こう
http://www.youtube.com/watch?v=I-vVT4rVbvs

 次は本家で聴こう 

 小椋佳&ジュリジョーカーズ
http://www.youtube.com/watch?v=ypo__bVO5xo

 小椋桂&五木ひろしのデュエット版もあった
http://www.youtube.com/watch?v=ne86Mbvhy08

 作曲家の堀内孝雄も歌っている
http://www.youtube.com/watch?v=W3U_mgfoWlA

 
 変わったところではジャンボ尾崎さんの歌も!今は亡き坂口良子さんの姿も。結婚式の席だったが、義兄の熱唱に落涙。
http://www.youtube.com/watch?v=XbGvHYDqTrA

 三者三様、色々、聞いてみたが、トリは島津亜矢で聴こう!
 女性ながら、低音域から高音域にもよく伸びて心地良い。
http://www.youtube.com/watch?v=wWVyGQ-QLYg

 歌詞が哲学的な秘密はエッセイで分かった。東大で哲学を学んだのである。哲学とは知ることを愛すること。加えて、リフレインを多用した文学的な言葉の斡旋に感動を禁じえない。歌謡とはリフレインなのだ。歌謡は上代につながる伝統がある。日本人の魂を揺さぶるのだろう。この歌詞を巧く曲に乗せて歌わせる。作曲家も大したものである。

 元祖 五木ひろしは技巧で、歌いきる
  小椋佳は静穏に滑るように滑らかに歌う
   堀内孝雄はギクシャクするような歌い方が合う。再生回数31万回を越える凄さ。
 では島津亜矢は?錚々たる先輩達の後から歌うんだから巧くないはずがない。コンサート「玲瓏」ではこの歌が歌われるそうだから生の迫力を味わいたいものですねえ。