奥三河・澄川を遡る2019年06月16日

澄川のミニゴルジュ
 午前6時半、一社駅前を出発。すぐ高速に入り、東海環状道・鞍ヶ池SIから出る。約30分で三河に来れる。足助を経てR420から設楽町へ走る。新段戸トンネルを抜けると路面がまだ濡れている。三都橋を左折、裏谷を経て、豊川水系の源流部から最奥の村・宇連へと下る。
 宇連で駒ヶ原宇連林道へ左折。標高760mの澄川にかかる中山橋まで走ると通行止めのチエーンがかかっていた。目的地はここまでなのでP。身支度して、9時30分澄川に入渓する。空模様は小雨がパラつくが午後はよくなるとの予報を頼りに実施。
 雨が降り続いたので当然増水しているが水はきれいである。大きな岩がゴロゴロしている。岩をかむように奔流が続く。しばらくすると落差のある滝も出てきて、地形図から想像する穏やかな渓相と違い、かなり悪いと言える。
 水量が少なければ直登できそうな小滝も今日は巻くことにする。巻き道も自然に踏まれている。そうして巻くうちに意外なものを発見した。桟橋である。非常に古い朽ちた桟橋がかかっていた。かつては溪谷探勝の遊歩道でもあったのだろうか。そのうちに新しい堰堤がでてきた。これは左から越えた。
 左へ明瞭な支流が分かれる。本流を行くとしばらくで伐採地にでて突然明るくなった。ここから先へ進むとまたも意外なミニゴルジュが現れた。二股で左は支流、本流は斜瀑が二筋に分かれて落ちていた。中央の恐竜の背中のような岩稜をたどって偵察するとさらに奥に2m程度の滝が奔流となってしぶきを上げる。5人ものメンバーでは突破が困難なので支流から巻いた。
 支流を高く登り、本流にトラバースして下った。どうやら950mの標高に達したらしい。ここから橋までは平流となった。それでも飽きることはなかった。いよいよ澄川林道にかかる橋に着いたので川から上がった。12時だった。2時間半の沢歩きだった。
 ここは返り水林道との分岐であり、段戸山(現在は鷹ノ巣山)登山口の古い案内板が立っていた。昔はここから登ったのである。
 鷹ノ巣山往復は止めて車に戻ることにした。先週の長丁場があるので登頂を追うと遅くなる気がしたのであろう。澄川林道を駒ヶ原宇連林道との分岐まで歩き、クルマに戻った。約1時間で14時。木材を満載したトラックが山奥から来た。チエーンはその為だったのだ。
 稲武地区のこまどりの湯に入湯を希望多数であった。宇連からさいの神峠を越えて名倉へ出た。こまどりの湯は近い。久々の広い湯船に体を浸した。こんな沢歩きも良いものだ。こまどりの湯を出たのは午4時だった。明るいうちに名古屋に帰れるのも久々だ。

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