ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏の祖父2017年10月27日

 週刊現代10/28号を読んだらノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ氏のことが出ていました。その記事でかれの祖父が東亜同文書院大学OBと知りました。
 ウィキペディアの生い立ちには「長崎県長崎市新中川町[2]で海洋学者の父・石黒鎮雄と母・静子の間に生まれる[3]。祖父の石黒昌明は滋賀県大津市出身の実業家で、東亜同文書院(第5期生[4]、1908年卒)で学び、卒業後は伊藤忠商事の天津支社に籍を置き、後に上海に設立された豊田紡織廠の取締役になる[5][6]。」とあり間違いはないです。
 東亜同文書院大学は上海にあり、中国語の語学力、中国の歴史、経済、商習慣、政治などを学びます。卒業後は商社マン、外交官、政治家、ジャーナリストなど様々な人生を歩みますが、コスモポリタンに生きるのです。つまり日本人であるが、ダブルスタンダードで世渡りするといいます。日本の国益だけを考えている訳ではない。
 コスモポリタンといえば、丹羽宇一郎氏もそうです。氏は名大OBですが、伊藤忠の幹部から中国大使を歴任して話題になりました。花田紀凱氏の評価は「日本は中国の属国として生きていけばいいのです」。丹羽氏は自信に満ちてそう明言したのだ。要するにこのところの日中関係の冷え込みで、自らの商売にもさしつかえるようになった。だから中国よいい加減にしろと言ってるのだ。商売さえできれば、日本がおとしめられようが、領土を奪われようが知ったこっちゃないが、商売に影響があっては困るのだ。
 カズオ・イシグロ氏もまさにコスモポリタンなのです。現実にはイギリス人として生きながら、文学者としては日本への望郷の念を隠さない。小津安二郎の映画に愛着があり、「もののあはれ」を学んだのでしょう。そうと知れば急に親しみがわきます。1冊くらいは読みたいと思います。ではどんな作品が良いのか。
 ググってみると『わたしを離さないで』みたいです。アマゾンの書評「著者のどの作品をも超えた鬼気迫る凄みをこの小説は獲得している。現時点での、イシグロの最高傑作だと思うーー柴田元幸(本書解説より)」とあります。

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