俳句2009年03月01日

 
 ゆうパックにて稿送る2月尽

 山の裾広げし経ヶ峰笑う

 ふるさとや変わらぬ矢頭の山笑う

 三月や縁は遠くなりにけり

 春めける墓地に線香あげにけり

 読経の続く広間や春ストーブ

 磯の香の青海苔かかるお味噌汁

 ナバナ食う多少は苦き味したり

 あっさりと煮てある粗は桜鯛

 刺身食う間は子猫騒がしき

 山鳩をじっと狙うや子猫の眼

 暖かやショートステイの叔母見舞う