延命策はあるか。2024年06月29日

 いっそ、バンのような無骨な車とおさらばする良い機会でもある。元々は53歳で60歳の定年後の自営業の展開を夢みる一方で、集客の失敗もあるだろう。セダンやワゴンのような金食い虫ではどうしようもない。
 キャラバンの前のミストラルというディーゼル、4WD車が愛知県では排ガス規制で車検が通らず、次のクルマ探しで見つかったのがキャラバンだった。
 60歳以降、3年で士業に失敗、廃業したらクルマ持ち込みで配送業務の下請けを仕事にすることもできるとしてキャラバン購入に踏み切った。開業4年目で会計代行の仕事が軌道にのり、契約書の代理作成、成年後見人の受任で大きく収入が増えておカネが溜まった。
 さあ、商用車キャラバンから高級車クラウンアスリートに乗り換えるチャンスと思って中古を見に行った。ところが好事魔多し。事務所のビルが老朽化で建て替えになり6カ月以内に引っ越しすることになった。これは難儀だ。
 事務所探しでは名古屋市で一番の商業地ゆえに賃貸は高く、連帯保証人を要求され、保障会社まで付けるという。それまでは友人のつてで古いが空いている部屋を割安に借りておれた。結局キャッシュで買うことになり、大金がごそっと減った。クラウンアスリートは夢と消えた。
 しかし、この車は想像以上に働いてくれた。10万kmくらいまではガソリンエンジンのように吹きあがり感が乏しくイラつく。しかし、当りが出てくると加速も素晴らしいと実感するようになった。1年毎の車検を繰り返して今日になった。仕事にレジャーにと大活躍してくれた愛車と別れるのだから辛いものがある。
 しかし人間が死ぬように車も寿命がある。雪山や林道の奥深くまで入る機会は減ったがそういう環境は確保しておきたい。値が付くうちに車齢の若い車に乗り換えると覚悟を決めた。たかが車のことで、と笑うなかれ。

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