飛騨・御前岳山スキー行2008年02月11日

 昨年は雪不足で疑心暗鬼で登ったがRFの失敗でヤブに突っ込んで疲労困憊で敗退した。今年はその雪辱戦であったが今年も雪は不足気味であった。豪雪でなる白川郷にしては雪が少ない。山肌をみても歴然としている。
 9日朝、高速は各地で通行止めが相次いだ。東海北陸道も各務原と一宮JCTで通行止めであったからR22からR156を走る。美並ICから続々車が下りてくるのは渋滞であろうか。
 R156から郡上八幡ICに入った。荘川ICで降りて白弓スキー場に向う。飛騨側まで来ると相当な降雪があったようだ。9日は午後からしか動けず偵察にとどめた。
 車中泊して10日は午前4時30分出発。カチカチのゲレンデをシールで登る。6時30分ゲレンデ最上部に着いた。眼下には白川谷に点在する民家の明かりが見える。出発時は星月夜であったがもう星は消えた。代わって白山北方稜線の秀峰・笈ヶ岳が鋭い山容で聳える。隣の平坦な山容は大笠山である。
 ここから昨日目処をつけておいた樹林帯の疎林を登る。新雪であり深雪であるからラッセルが大変であった。かなりの急な斜面をジグザグにシール登行する。余りの急傾斜に途中から尾根に逃げたがこれは失敗であった。但し尾根には色が褪せた赤テープが残っている。好き者は来ているのだ。尾根は風が強く寒い上に粉雪は吹き飛ばされた感じで積雪は薄い。途中でボコッと穴に下りる。途中で白山連峰が朝日に輝き始めた。モルゲンロートである。黄味を帯びた美しい白山連峰である。
 狭まってくる尾根の途中でもう撤退を考え始めたら下から人の気配があった。3人パーティーはなんと急な沢をものともせずに登ってきた。しかも早い。彼らはラッセルの労がない上に若いからさっさと登っていった。引き返す弱気な考えは吹っ飛び、彼らのラッセルの跡を登った。気分は楽になった。
 彼らは休んでいたので聞くと福井のパーティーであった。福井は雪不足でこちらに転戦してきたらしい。我々は結局1505mを指す高度計と11時25分まで行動したこと、白山、別山、笈ヶ岳、三方崩山などの名山を目の当たりにしたこと、ぶなの原生林を登ったことに満足して12時40分途中下山を決めた。
 せめて1760mのコブまでは行きたかったがラッセルで体力を消耗して気力消失してしまった。シールを外して滑走した。ぶなの大木の間をぬって滑るのはまことにいいものである。雪面は均一でないから緩急自在に滑る。枝尾根から広い主稜に移るところは急なのでストック制動で滑る。
 登りにとった尾根は捨てて沢を滑降した。おおむねトチやミズナラの大木の疎林である。急だが深雪のお陰でブレーキがかかるから思い切りスキーの先端を下に向ける。何とか転倒せずに滑走できた。ゲレンデ上部に着いて時計を見ると13時40分であったから約1時間弱で降りた。5時間のラッセルも滑走なら1時間かからない。スキーの驚異である。
 後はゲレンデを降りた。売店で先ずはコーラを飲み干した。桜香の湯に入湯後高速で帰った。
PS:目的は果たせなかったが振り返れば素晴らしい粉雪滑降を堪能できてよかった。ぶなやとち、みずならの疎林の中でこそ粉雪が温存されているのだろう。一番美味しい所を滑ったのかもしれない。

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