越後湯沢の秘湯・赤湯温泉行② ― 2024年11月03日
午前五時に出発。まだ暗いが上信越道の豊田飯山で降りた。深夜割引で若干安い。R117に出て飯山市に近づくとスキやの灯りがいやに目についた。空腹の身に熱い味噌汁が飲めるぞ、と一旦は通り過ぎたがまたバックして入店した。
それぞれ好きなモノを注文した。朝定が良い。熱い味噌汁が胃にしみる。再び乗り込んでR353へ右折する。清津峡の案内がある。目的地はそこである。石内丸山スキー場にからむ山路を越えると塩沢に下った。そこでR17に右折した。
越後山脈の三国峠に向かう。トンネルと橋を繋いで結構な山岳路である。火打峠を越えて下ってから火打平ゲレンデへ右折。プリンスホテルが建っている。
なおも奥深く林道を走る。今日は観光客の車が多いせいか案内係が交通整理中である。黄葉に染まる雑木林の林道を走って橋の前で行き止まりになった。ここでには10台位の先着がびっしり止まっている。我々は止める余地がなく思案の結果車止めの石の前に停めた。いずれ下山者が来れば空くだろうという見込みだった。
身支度して歩き始める。清津川の橋を渡ると早速黄葉を愛でながらの散策である。ぱちぱちカメラを構えては撮影した。陶然として歩みはのろい。朝日が当たって紅葉はいっそう映える。
その内車の終点に着く。そこからも林道はしばらくは続いた。ますます美しい黄葉紅葉に見とれる。ついに棒沢の橋で林道も終わり、橋を渡って1184mの鷹打峠への尾根に取り付く。とても急な斜面のジグザグの山路である。休み休みしながら登ると米袋を担いだ歩荷が追い抜いて行く。後から後から登山者が抜いていった。
峠を過ぎる。峠といっても尾根の反対側に下るわけではない。そのまま山腹を縫うトラバース道である。ブナ林が素晴らしい。すでに葉を落として登山道には落葉が積もっている。滑落に気を付け乍ら歩いた。
見返りの松のポイントでは携帯電話が通じるらしいのでS君がさっそく仕事がらみの通話をこなした。やや下り気味に荒れた山道を歩く。最後は比高50m位は螺旋階段のような急転直下の山路だった。
下りきってまた熊沢の橋を渡る。すぐに清津川の橋を渡るとようやく赤湯温泉山口館に近づく。山口館で受付を済ませてさっそく入浴する。清津川の激流の傍に小さな囲いの露天風呂である。野趣にあふれる。他に2ヶ所あり時間帯で専用と謳うのもある。
宿はランプなので薄暗い。電気は通じないから照明、TVなど文明の恩恵からは程遠い。スマホも新聞も無いから何をするやらうろたえる。睡眠不足を補うために布団を敷いて仮眠する。夕飯のコールで階下に降りて夕餉を囲む。結構な人数だが11/2の天気予報で台風の接近もあって三分の二はキャンセルしたらしい。
接客の小屋番氏から山の話、宿の歴史などを伺う。100年というからそんなに古くもない。しかし、谷底の宿でよくぞ続いたものだと感心する。壁の古い写真を見ると皇太子殿下が写っていた。大学を出たばかりの頃、苗場山の途次、立ち寄られた。入湯だけで宿泊はしなかったらしい。
夜になり早いうちに寝床に就いた。ランプの使い方の説明に回って来られた。ランプが点くと古い時代に戻った気がする。一つあっても良いような照明器具である。
それぞれ好きなモノを注文した。朝定が良い。熱い味噌汁が胃にしみる。再び乗り込んでR353へ右折する。清津峡の案内がある。目的地はそこである。石内丸山スキー場にからむ山路を越えると塩沢に下った。そこでR17に右折した。
越後山脈の三国峠に向かう。トンネルと橋を繋いで結構な山岳路である。火打峠を越えて下ってから火打平ゲレンデへ右折。プリンスホテルが建っている。
なおも奥深く林道を走る。今日は観光客の車が多いせいか案内係が交通整理中である。黄葉に染まる雑木林の林道を走って橋の前で行き止まりになった。ここでには10台位の先着がびっしり止まっている。我々は止める余地がなく思案の結果車止めの石の前に停めた。いずれ下山者が来れば空くだろうという見込みだった。
身支度して歩き始める。清津川の橋を渡ると早速黄葉を愛でながらの散策である。ぱちぱちカメラを構えては撮影した。陶然として歩みはのろい。朝日が当たって紅葉はいっそう映える。
その内車の終点に着く。そこからも林道はしばらくは続いた。ますます美しい黄葉紅葉に見とれる。ついに棒沢の橋で林道も終わり、橋を渡って1184mの鷹打峠への尾根に取り付く。とても急な斜面のジグザグの山路である。休み休みしながら登ると米袋を担いだ歩荷が追い抜いて行く。後から後から登山者が抜いていった。
峠を過ぎる。峠といっても尾根の反対側に下るわけではない。そのまま山腹を縫うトラバース道である。ブナ林が素晴らしい。すでに葉を落として登山道には落葉が積もっている。滑落に気を付け乍ら歩いた。
見返りの松のポイントでは携帯電話が通じるらしいのでS君がさっそく仕事がらみの通話をこなした。やや下り気味に荒れた山道を歩く。最後は比高50m位は螺旋階段のような急転直下の山路だった。
下りきってまた熊沢の橋を渡る。すぐに清津川の橋を渡るとようやく赤湯温泉山口館に近づく。山口館で受付を済ませてさっそく入浴する。清津川の激流の傍に小さな囲いの露天風呂である。野趣にあふれる。他に2ヶ所あり時間帯で専用と謳うのもある。
宿はランプなので薄暗い。電気は通じないから照明、TVなど文明の恩恵からは程遠い。スマホも新聞も無いから何をするやらうろたえる。睡眠不足を補うために布団を敷いて仮眠する。夕飯のコールで階下に降りて夕餉を囲む。結構な人数だが11/2の天気予報で台風の接近もあって三分の二はキャンセルしたらしい。
接客の小屋番氏から山の話、宿の歴史などを伺う。100年というからそんなに古くもない。しかし、谷底の宿でよくぞ続いたものだと感心する。壁の古い写真を見ると皇太子殿下が写っていた。大学を出たばかりの頃、苗場山の途次、立ち寄られた。入湯だけで宿泊はしなかったらしい。
夜になり早いうちに寝床に就いた。ランプの使い方の説明に回って来られた。ランプが点くと古い時代に戻った気がする。一つあっても良いような照明器具である。
最近のコメント