秋山が好き2022年11月06日

 有名な額田王の和歌である。網掛山の黄葉を楽しんだ際はこの和歌が頭に浮かんだ。

冬ごもり 春さり來れば 鳴かざりし
鳥も來(き)鳴きぬ 咲かざりし
花も咲けれど 山を茂み
入りても取らず 草深み
取り手も見ず
秋山の木の葉を見ては 黄葉(もみち)をば
取りてそしのふ 青きをば 置きてそ歎く
そこし恨めし 秋山われは    額田王

歌意
冬が過ぎて春になると いままで鳴かなかった鳥も来て鳴きます 
咲かなかった花も咲きます でも山は茂りあっていて入って手にも取れないですよね 草も深く手折って見ることも出来ないですよね 
一方 秋の山は木の葉を見るに付け 黄葉を手に取っては賞賛し 
まだ青いまま落ちてしまった葉を手に取って 
また地面に置いては歎いてしまいます そんな一喜一憂する 
心ときめく秋山こそ 私は好きです

・・・・今もそうですが1400前の昔も錦秋の秋に軍配を上げたんだと思います。

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