渋柿のやうな人世を送りたし 拙作2022年11月07日

 網掛山は吟行になった。意図したわけではないが句材が非常に多かった。最初の神社もちょうど神の留守の一句が出てきた。今回は市田柿のブランドで知られる渋柿の産地に偶然出会った。ちょうどもぎ取っている最中だった。また山家ではまど一杯に干し柿があった。
 干し柿は渋柿の皮を剝いて乾燥した風に晒すことで甘味を引き出しもんだりして屈指のドライフルーツが完成する。冷凍もするらしい。
 一皮剥けるという言葉が織り込んである。意味は「容姿・性格・技術などが洗練されて見違えるようによくなる。」ということで渋柿のままでは食えないが一皮剥けたことで甘い柿になる。渋柿か干し柿か迷ったが渋柿に落ち着いた。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
日本で一番美しい山は?
ヒント:芙蓉峰の別名があります。

コメント:

トラックバック