ドラマ「カバチタレ」鑑賞 ― 2010年01月29日
子供の頃はよく漫画を読んだ。貸本屋から借りたり、小遣いで買ったりした。中学生になってからはもう読まなくなった。ちょうどTVの普及期と重なる。むしろTVで鉄腕アトム、鉄人28号なんかをみていたかな。
そして還暦を過ぎてから再びコミックと名を変えたが漫画本を手にした。書名は「特上カバチ」という。広島弁でカバチを屁理屈といい、屁理屈をこねることを意味するらしい。特上の方は1/17から放映が開始された。その原作を読んだのである。
カバチタレは1995年から始まった行政書士の悲喜こもごもの活躍を描いた連載漫画。それを原作にTVでも2001年から3ヶ月ドラマ化して放映された。そのDVDを観たのである。
特上カバチの漫画では行政書士の活躍ぶりを中心に描かれる。ドラマ「カバチタレ」ではギャグを中心にエンターテイメント志向が強まっている。社会生活で起こるトラブルはシリアス(深刻な)な傾向になりがちであるが主演女優の常盤貴子と深津絵里はともに美人であるがあえて三枚目の役を演じさせてコメディ仕立てに展開している。深津絵里は初見であるので画像検索すると竹内結子に実に良く似ている。
突込み役は深津絵里で法律を武器に容赦なく攻める。時には非弁行為として弁護士の分野まで侵す違法性を指摘されることもある。常盤貴子はボケ役でお人好しで無邪気なキャラであるが芯はしっかりしている。子供時代に苦労しているので弟の面倒も見ている。買い物は1日300円と決めてコンビニでさえ値切るしっかりものの面もある。そしてこの好対照の二人が醸し出す味わいが詰まらない話を守り立てる仕掛けである。まるで法律漫才とでも言おうか。
原作では社会の仕組み、裏側、即ち法律を知らないと如何に損な人生かを知らされるのである。がドラマでは原作者の意図は薄まり、そうとばかりも言えないのもまた人生である、と常盤貴子の台詞を通じて伝えている。
このドラマが社会に与えた影響はかなりのものでWIKIによると「国家資格への格上げ、「高卒以上」など学歴等による制限の撤廃や、漫画「カバチタレシリーズ」のヒット、近年の資格人気、法科大学院生の受験、また行政書士法改正により職域が拡大されたことなどによる状況変化で、ここ受験者数が著しく増加している。特に漫画『カバチタレ!』(原作・田島隆/作画・東風孝広)による影響が大きく、同作品の連載開始(平成11年5月)・ドラマ化(平成13年1月)後に約4万人から約7万人と顕著に受験者が増加している。」「平成15年度以降の合格率は2.9%、平成16年度5.3%、平成17年度2.6%、平成18年度4.8%、平成19年度は8.6%と極めて合格率の低い試験となっている。試験合格までの期間は、法律の純粋未習者で3年から4年、司法試験受験者で1年以内といったところである。なお、平成13年の10.96%と平成14年度の合格率19.23%は、試験センター側の出題ミス等の没問により、一般教養(現在の一般知識)の足切り点において救済措置がとられたためである。」
弁護士と行政書士の大きな違いは訴訟である。世の中が混乱してくるとトラブルも多発する。そこで弁護士に依頼して訴訟となる。戦前の恐慌期も法律家は繁盛したそうだ。これからも増えそうだ。カバチタレを読むと行政書士でも法律知識の充実と経験を積めば立派に活躍できることが知られたのである。
昔から会社倒産を食い物にする整理屋、サルベージ屋など法律知識を駆使して倒産した経営者をさらにしゃぶりつくすプロがいた。うかうかして居れない時代である。一度は観ておいてよい作品である。
追記
シリーズを繰り返し観ていると最初に流れる耳慣れない音楽が心地よいものに変わった。調べてみると「ドゥーユーリメンバーミー」で初耳だった。しかし、この曲が加藤和彦としると俄然親しみが湧く。1980年に岡崎友紀が歌い、2001年にキタキマユがカバチタレのBGMとして歌った。歌詞も曲も素晴らしい、と今はすっかり気に入った。これは副産物。かなり遅れていますが・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=ynE8nlMK06I&feature=related
そして還暦を過ぎてから再びコミックと名を変えたが漫画本を手にした。書名は「特上カバチ」という。広島弁でカバチを屁理屈といい、屁理屈をこねることを意味するらしい。特上の方は1/17から放映が開始された。その原作を読んだのである。
カバチタレは1995年から始まった行政書士の悲喜こもごもの活躍を描いた連載漫画。それを原作にTVでも2001年から3ヶ月ドラマ化して放映された。そのDVDを観たのである。
特上カバチの漫画では行政書士の活躍ぶりを中心に描かれる。ドラマ「カバチタレ」ではギャグを中心にエンターテイメント志向が強まっている。社会生活で起こるトラブルはシリアス(深刻な)な傾向になりがちであるが主演女優の常盤貴子と深津絵里はともに美人であるがあえて三枚目の役を演じさせてコメディ仕立てに展開している。深津絵里は初見であるので画像検索すると竹内結子に実に良く似ている。
突込み役は深津絵里で法律を武器に容赦なく攻める。時には非弁行為として弁護士の分野まで侵す違法性を指摘されることもある。常盤貴子はボケ役でお人好しで無邪気なキャラであるが芯はしっかりしている。子供時代に苦労しているので弟の面倒も見ている。買い物は1日300円と決めてコンビニでさえ値切るしっかりものの面もある。そしてこの好対照の二人が醸し出す味わいが詰まらない話を守り立てる仕掛けである。まるで法律漫才とでも言おうか。
原作では社会の仕組み、裏側、即ち法律を知らないと如何に損な人生かを知らされるのである。がドラマでは原作者の意図は薄まり、そうとばかりも言えないのもまた人生である、と常盤貴子の台詞を通じて伝えている。
このドラマが社会に与えた影響はかなりのものでWIKIによると「国家資格への格上げ、「高卒以上」など学歴等による制限の撤廃や、漫画「カバチタレシリーズ」のヒット、近年の資格人気、法科大学院生の受験、また行政書士法改正により職域が拡大されたことなどによる状況変化で、ここ受験者数が著しく増加している。特に漫画『カバチタレ!』(原作・田島隆/作画・東風孝広)による影響が大きく、同作品の連載開始(平成11年5月)・ドラマ化(平成13年1月)後に約4万人から約7万人と顕著に受験者が増加している。」「平成15年度以降の合格率は2.9%、平成16年度5.3%、平成17年度2.6%、平成18年度4.8%、平成19年度は8.6%と極めて合格率の低い試験となっている。試験合格までの期間は、法律の純粋未習者で3年から4年、司法試験受験者で1年以内といったところである。なお、平成13年の10.96%と平成14年度の合格率19.23%は、試験センター側の出題ミス等の没問により、一般教養(現在の一般知識)の足切り点において救済措置がとられたためである。」
弁護士と行政書士の大きな違いは訴訟である。世の中が混乱してくるとトラブルも多発する。そこで弁護士に依頼して訴訟となる。戦前の恐慌期も法律家は繁盛したそうだ。これからも増えそうだ。カバチタレを読むと行政書士でも法律知識の充実と経験を積めば立派に活躍できることが知られたのである。
昔から会社倒産を食い物にする整理屋、サルベージ屋など法律知識を駆使して倒産した経営者をさらにしゃぶりつくすプロがいた。うかうかして居れない時代である。一度は観ておいてよい作品である。
追記
シリーズを繰り返し観ていると最初に流れる耳慣れない音楽が心地よいものに変わった。調べてみると「ドゥーユーリメンバーミー」で初耳だった。しかし、この曲が加藤和彦としると俄然親しみが湧く。1980年に岡崎友紀が歌い、2001年にキタキマユがカバチタレのBGMとして歌った。歌詞も曲も素晴らしい、と今はすっかり気に入った。これは副産物。かなり遅れていますが・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=ynE8nlMK06I&feature=related
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