東濃の里山・氷結した氷餅の池を眺めつ歩いた本陣山2025年01月12日

氷結した氷餅の池
 1/12(日)朝の出発が遅くなった。中央高速の瑞浪ICを出て半原や足又など聞きなれない山間の小村を縫うように良い道が整備されている。登山口の大湫には12時少し前に着いた。クルマに乗っている最中に降雪もあってモチベーションが下がってしまうが現地では止んだ。
 11時58分にスタート、山頂は12時20分登頂。標高が633mと猿投山よりは高いが大湫が500mのために比高130mしかないので楽に登れた。落葉に雪がうっすら乗っていて急なために滑りやすい。滑落に留意しながら慎重に登った。氷餅池という天然の池がある。昔は餅をここに沈めて凍らせてたという。二ッ森山にもあった。「氷餅とは、ついた餅を寒中にさらして凍らせ、それを乾燥させて粉末にしたもの」という。餅はすぐにカビが生えるから昔の知恵である。
 やがて二等三角点のある本陣山の山頂に着く。続・ぎふ百山の一つである。周囲は樹木で囲まれて展望は皆無だった。西へゆるやかに下ると展望台がある。北に開けているが今日はあいにくの天気で何も見えない。もう少し下って登り返すと609mの独立標高点に東屋も建っている。ここは南に開けているが何も見えないのは同じ。少しバックして山路を下る。雪にまみれた落葉の上をゆっくり下ると石畳の続く中仙道に降り立った。地形図に記載のない琵琶峠はう少し西へ行くが、そのまま南東へ下る。県道に出るとここが中山道や本陣山の登山口にもなっている。
 県道を東へ歩いて行くと大湫の宿に着く。江戸末期に徳川家茂との結婚で江戸へ下った皇女和宮の一行が泊ったというので歌碑も建っている。昔は宿屋だった名残りの号が残っている。大湫コミュニティセンターという丸森家の旧家を改造した観光案内所に入ると二人の当番の女性が昆布茶でおもてなししてくれた。大湫に着いた途端にだだっ広い冬田が広がった。その田圃が昔は湿地帯だった。灌漑で水稲の田圃にしたんだそうだ。大湫の地名の由来である。湫は湿地、水はけの悪い土地を言う。細久手、長久手、作手など多数ある。その話の飛び火で、春にはシデコブシが咲くでしょう、というと、ええと相槌を打たれて話が弾む。リニアも湿地帯の地下にトンネルを掘るので工事も予想外の水対策でストップしているそうだ。キリが無いので辞した。大方50分くらいは雑談していた。
 その後Pへ戻り十三峠の案内のある所へも行ってみたが峠らしいところはなく引き返した。
 帰路は釜戸駅への県道を走った。途中、雄白稲荷神社への車道が目に付いたので車で登って見た。Pから2分で稲荷神社に着いた。境内の片隅に568.3mの四等三角点足又が埋まっていた。東屋からの展望が良さげであるが視界不良で残念。そのままに下ると竜吟ダムへ別れる道があった。その先はかなり細い県道だった。R19に出て帰名。

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