西尾市の茶臼山で山納め2024年12月31日

 名古屋市の自宅をゆっくり出発。R302からR23へ合流すると後は西三河の平野を横断する信号のない快適なドライブである。目指す茶臼山もはるか前方に見えて来る。須美インターを出て地道を走り登山口へ。
 左折すると直ぐに無人販売の小屋がある。降りて名産のミカン一袋、旨そうなさつまいもも一袋買う。200円をコイン入れに落とす。クルマに戻って坂道を登る。木守り柿が誰にも気に留められず朽ちてゆくばかり。右折してどん詰まりが登山口の平原の滝だった。
 身支度して早速登りだす。しばらくは舗装された参道を登る。句碑を横目に薬師堂に着く。小さい滝が見える。
 ここからはやっと山道になる。これ以上は侵食されない硬い古生層の露岩を見ながら急登する。頁岩の露頭も見える。周囲の植生は照葉樹林の矮小化した林である。地面林シダ類が覆う。典型的な里山である。やがて平坦になり山頂が近い。地元の学校の剣道部の子供らが大勢居てこれから下山するところだった。
 あっという間に去ってただ一人の山頂になった。展望は東西に植生が続くので南北に開けている。無風のせいか、碧南火力の煙突の煙が真っ直ぐ昇っている。
 地形図に山名の記載もない標高291mのミニ里山だが北西からの微風でも寒気は体を冷やす。登り約40分なので体も温まっていない。くしゃみがでたので休憩20分で下山することにした。乙女峠まで戻って薬師堂のある谷へダイレクトに下る。下りきると谷を渡る。堰堤を越えると薬師堂が見えてくる。ここからはまた舗装された参道を下る。谷には落葉がいっぱい溜まっている。登山口には朝よりも多数のクルマが止まっていた。
 帰路は道の駅に寄って、みかん、栽培した自然薯(夢とろろ)2本を買った。JA豊田の名産かと思っていたらこんなところでも買えた。