猛暑の鈴鹿を歩く ― 2024年08月10日
朝4時過ぎに出発。R23で四日市市経由で菰野へ向かう。早朝はさすがに交通量が少ない。四日市市の松屋で朝食を済ます。R477を走って朝明渓谷駐車場へは7時20分到着。
駐車場の管理人に500円支払う。釈迦ヶ岳で行方不明になった人の状況を聞く。現在までに発見はされていない。警察の捜索は1週間で終わるため10日からは山岳会の会員らが手分けして捜索しているらしい。NTTドコモの電波の反応は東の庵座のの滝、中尾根付近だそうだ。どこかの谷に落ちたのだろうか。ご無事を祈る。
7時23分に出発。中峠分岐の道標で左折、谷川を渡渉した辺りは踏み跡が明瞭ではない。目印も見当たらず、山に向かって行くと古い林道が現れた。砂防堰堤の工事用の廃道だろうか。鈴鹿の中央部は風化花崗岩でできているので崩壊が激しい。あちこちに砂防堰堤が作られている。廃道の終点から枝谷を渡渉すると登山道が安定的に続いた。
しばらくは支谷を歩くがやはり堰堤がある。左岸には石垣も見える。最後の堰堤を過ぎると谷が立ってきた。ロープも設置してある。
急登を終えると尾根を本谷へ乗り越す。ここはかつて秋の中峠から下った際、薄暗くて、乗り越しのポイントを見落として滝の方へ進み、音が大きいのでおかしい、と引き返して改めて乗り越しを見つけた思い出がある。
ここまで来ると中峠も近い。峠は平地が近江側迄続いて開放的なところだ。峠から西へ下水晶谷に沿う登山道を辿る。緩斜面に雑木林が広がる素敵な場所である。ツエルトを持ってくればキャンプもできる。水はすぐそばをせせらぎのように流れる。古い炭焼窯の跡を2ヶ所見た。
しかし、標高が下がると急に暑さを感じた。金山から流れる谷の渡渉地点で休憩の後引き返した。下水晶谷は花崗岩の美しい谷だが雨が降らないこともあり藻が生えていた。これでは興趣に欠ける。
中峠に戻って金山を目指す。炎天下で暑かったが多少は風があり樹林もあるので少しは涼しい。いくつもの小ピークを越えた。最後の金山からは独立峰のように聳える釈迦ヶ岳を真正面に仰いだ。
あの樹海の中に救助を待っている登山者がいるのだろう。
金山から羽鳥峰へ向かう時、ちょっとしたミスをした。来た道の先に登山道が続く習性で道標もなく明瞭ではない尾根に入った。登山者の気配がないのでおかしいと思い、少し来た道を戻って見たら分岐がある。ちょうど倒木が進入禁止を示すように落ちていたので廃道と思ったわけだ。
ここからも若干のアップダウンを繰り返し炎熱の羽鳥峰峠に着いた。12時を過ぎた。周囲は白砂青松の表現の通り白い花崗岩の砂地である。青松はないが低灌木の緑が美しい。一幅の山岳画のように思えた。緑陰に入って昼食。さっき汲んで置いた下水晶谷の沢水で梅干しのおにぎりを流し込む。山蟻が盛んに体にまとわりつく。塩分を欲しがっているのだろうか。
昼食後、険しい石段、石畳の登山道を下って朝明渓谷駐車場に到着。西山荘の自販機の清涼飲料水を立て続けに2本飲んだ。
帰路は久々に阿下喜温泉あじさいの里に入った。8/10から盆休みは夏季特別料金ということで900円にアップ。個人的には許容範囲は700円程度なのでぎょっとする。経営母体が変わったみたいだ。
ゆったり湯に浸かった後はまた地道で帰名した。
駐車場の管理人に500円支払う。釈迦ヶ岳で行方不明になった人の状況を聞く。現在までに発見はされていない。警察の捜索は1週間で終わるため10日からは山岳会の会員らが手分けして捜索しているらしい。NTTドコモの電波の反応は東の庵座のの滝、中尾根付近だそうだ。どこかの谷に落ちたのだろうか。ご無事を祈る。
7時23分に出発。中峠分岐の道標で左折、谷川を渡渉した辺りは踏み跡が明瞭ではない。目印も見当たらず、山に向かって行くと古い林道が現れた。砂防堰堤の工事用の廃道だろうか。鈴鹿の中央部は風化花崗岩でできているので崩壊が激しい。あちこちに砂防堰堤が作られている。廃道の終点から枝谷を渡渉すると登山道が安定的に続いた。
しばらくは支谷を歩くがやはり堰堤がある。左岸には石垣も見える。最後の堰堤を過ぎると谷が立ってきた。ロープも設置してある。
急登を終えると尾根を本谷へ乗り越す。ここはかつて秋の中峠から下った際、薄暗くて、乗り越しのポイントを見落として滝の方へ進み、音が大きいのでおかしい、と引き返して改めて乗り越しを見つけた思い出がある。
ここまで来ると中峠も近い。峠は平地が近江側迄続いて開放的なところだ。峠から西へ下水晶谷に沿う登山道を辿る。緩斜面に雑木林が広がる素敵な場所である。ツエルトを持ってくればキャンプもできる。水はすぐそばをせせらぎのように流れる。古い炭焼窯の跡を2ヶ所見た。
しかし、標高が下がると急に暑さを感じた。金山から流れる谷の渡渉地点で休憩の後引き返した。下水晶谷は花崗岩の美しい谷だが雨が降らないこともあり藻が生えていた。これでは興趣に欠ける。
中峠に戻って金山を目指す。炎天下で暑かったが多少は風があり樹林もあるので少しは涼しい。いくつもの小ピークを越えた。最後の金山からは独立峰のように聳える釈迦ヶ岳を真正面に仰いだ。
あの樹海の中に救助を待っている登山者がいるのだろう。
金山から羽鳥峰へ向かう時、ちょっとしたミスをした。来た道の先に登山道が続く習性で道標もなく明瞭ではない尾根に入った。登山者の気配がないのでおかしいと思い、少し来た道を戻って見たら分岐がある。ちょうど倒木が進入禁止を示すように落ちていたので廃道と思ったわけだ。
ここからも若干のアップダウンを繰り返し炎熱の羽鳥峰峠に着いた。12時を過ぎた。周囲は白砂青松の表現の通り白い花崗岩の砂地である。青松はないが低灌木の緑が美しい。一幅の山岳画のように思えた。緑陰に入って昼食。さっき汲んで置いた下水晶谷の沢水で梅干しのおにぎりを流し込む。山蟻が盛んに体にまとわりつく。塩分を欲しがっているのだろうか。
昼食後、険しい石段、石畳の登山道を下って朝明渓谷駐車場に到着。西山荘の自販機の清涼飲料水を立て続けに2本飲んだ。
帰路は久々に阿下喜温泉あじさいの里に入った。8/10から盆休みは夏季特別料金ということで900円にアップ。個人的には許容範囲は700円程度なのでぎょっとする。経営母体が変わったみたいだ。
ゆったり湯に浸かった後はまた地道で帰名した。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。