辛夷創刊百周年記念大会①2024年05月12日

 4年ぶりに富山県を訪ねた。所属の俳句結社が創刊百周年を迎えたというので記念大会になった。
 想えばコロナで年一回あった周回は2020年以来休会が続いていた。コロナ禍が空けて2024年はちょうど100周年というめぐり合わせである。
 朝5時に出発。小雨模様の東海北陸道を走ったが郡上白鳥で高速を出てR156のドライブになった。高速料金をけちるだけではなく、地道は思い出が詰まっている。それに飛騨路は落葉広葉樹が保存されてとても美しい。さっさと通り過ぎる高速はもったいない。
 30年くらい前、中央線、太多線、越美南線を乗り継いで郡上白鳥駅で下車、タクシーで石徹白へ。5人パーティで登山開始。神鳩の小屋で一泊。南竜小屋では食事付で助かる。5人で白山登頂。ここで親子2人と高齢者と別れて2人で北部縦走に入る。ゴマ平避難小屋でも一泊。野谷荘司山から大窪へ下山。大杉鶴平さんの家に寄る。そこからも延々歩いて鳩谷の国鉄バス停に着いた。後は名金線のバスで名古屋へ。そんな思い出のある白川郷である。
 世界遺産の白川郷も観光客は多そうだが立ち寄る気にはなれないのでスルー。五箇山でR304と別れてR156を行く。ちょっとカーブとアップダウンが多くて嫌な道だ。砺波平野に出るとナビの指示で右往左往する。R359で東へ走っていたら突然素晴らしい山岳景観が現れて感動した。多分婦中町辺りだろう。晴れた日に街にいることはないから意外に富山平野からの景色は知らない。
 少しづつ下ってR359から地方道に左折するとちょうど麦畑と代田の上に立山連峰が見えて立ち去りがたい。左から毛勝三山、剱岳、立山、薬師岳、前衛の鍬崎山と2000mから3000mが並ぶ威容である。その向こうには後立山連峰が控える。富山側からの命名なんですね。高速~降りた理由はこれである。ここで何枚も撮影した。
目的地の富山駅前には11時に到着。一晩900円のパーキングに入庫、昼食をとっていたらもう12時になった。会場の電気ビルに急ぐ。