第19回名古屋モーターショーに行く ― 2015年11月23日
金城埠頭のポートメッセで開催中の名古屋モーターショーに行った。過去には晴海にも行ったし、名古屋にも行ったことはあるがもう記憶はない。昔も今回も車は変われども、車の横に美女を置く演出は変らない。
名古屋駅からあおなみ線に乗るが、着席できないほど混雑していた。殆どはモーターショー目当ての乗客だった。家族連れも多く、一種の行楽代わりにもなっているかのようだ。終点で降りるとすぐ行列になり、会場までぞろぞろ歩いた。中へ入ると、来たことを後悔するほど混雑していた。特にトヨタブースは前列に人だかりがあるので見えない。何がこんなに人気なのか。
トヨタは避けて他のブースへ飛ばす。スバルに期待したが、レガシーはぶくぶくね、という声が聞こえてきた。ホント、皆3ナンバーになり、アメリカンサイズになってしまい、清少納言の「星はすばる」に由来するというもっとも日本的なブランド「スバル」「SUBARU」で、日本の狭い道をよく知っていたメーカーだったが、軽からも撤退し、小型車もなく、今は外国の高級メーカーのようになってしまった。以前はレオーネを2台乗り継いだスバリストだったのだが。
続いて注目の車はマツダ。CX5,CX3,アテンザなどいい車だが、登山をやっている間は使えない。良すぎてもったいない。日産、ホンダ、スズキ、ダイハツはパス。三菱のアウトランダー、D5は素晴らしい性能を誇る。PHVは特に良い車だと思った。
三菱車の良い点は、ボディーのふくらみが少ないことである。ウインドウがほぼ垂直になり、ボディのふくらみも少ないので死角が生まれにくい。他車はウインドウを丸めてキャビンを小さく絞りデザイン重視にするために死角が生まれる。
外車では、ルノーカングーが面白い。日本車はすべてフロントウインドウを極端に寝かせて空力特性を稼いでいる。燃費優先思想から必然だろうが、すべてがスポーツカー見たいだ。カングーは車の使われ方をよく考えてウインドウを立てて居住性を優先させた。楽しい車になった。
メルセデス、BMWはパス。さて、注目のフォルクスワーゲンのブースに来た。あんな事件があったせいか、来客は少な目なのは仕方ない。日本では10月の売上が48%減、アメリカは若干アップ、欧州は微減らしい。質実剛健のイメージが良かっただけに惜しい。D車の販売はないのに、日本人の目は他国よりも厳しい。
但し、ボディ剛性は良かったし、国産より安全性も高い気がする。かつて、日産ではサンタナ(パサート)をノックダウンしていたが、国産はシルの部分はスポット溶接するのに対し、サンタナは電気溶接だった。そのことがドアを締めた際にパシッという音に現れる。悪路でもボディが撓る際のミシッという音もしないそうだ。日本車ではコスト重視、燃費重視で軽視されている設計思想だろう。目に見えない良さが知られれば、きっと人気は盛り返す。
蓮舫さんは「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」とスパコンの予算ににいちゃもんをつけたことで知られたが、VWもトヨタを台数規模で追いかけず、車本来のよさで勝負する原点に帰って欲しい。GMは400万台クラブを提唱したが、自ら倒産してしまったではないか。スパコンはともかく、車会社は世界一になる意味はユーザーにとっては何ら意味は無い。
概して、日本車は電子制御に優れている。ドイツ車は機械的に優れている。そんなイメージだったが、今回の事件で、あんな不正ソフトが開発できるんだからデータのごまかしではなく、性能向上に役立てるべきだろう。
2号館は外車専門のスペースだった。その中ではボルボが良かった。北欧のメーカーなのに日本人に好まれそうなデザインとディーゼルエンジンもラインナップ。電子制御の塊のようなHVではなく、ディーゼルで勝負することがヨーロッパ的良心でもある。
1号館では、ステルスのコーナーに注目した。
http://www.stealth-jp.com/
今、乗っているキャラバンは13年目にして、ついに19万kmを超えた。4ナンバーで毎年車検がある。メリットは自動車税が安いこと。3000CCでも安く済む。デメリットは後席の居住性が悪いこと。荷物車だからやむをえない。新車で購入時にカスタムすることも考えたがいつまで乗れるか分からないのでバンのまま乗って来た。
・エンジンはディーゼルだが10万kmを超えた辺りから調子が良くなった。当りがついた気がする。
・広大な荷物スペースは腰を伸ばして寝ることができる。
・リーフスプリングは固いが、荷重が大きくても沈まないから地上高17センチでも地面にこすらない。ボディも頑丈だ。
・車幅170センチは日本の狭い道を考慮して考えられたように思う。最近の3ナンバーワゴンは180センチ以上あり、日本の山道では扱いにくい。
というわけで、バンの良さを知り、乗り換える気がなくなり、長く乗ってきた。この会社に依頼すると、バンのボディはそのままに、シートはワゴン並みにカスタムメイドすることができると知った。その分荷物スペースは狭まるのは致し方ない。
ひと回りしたらもうくたびれた。帰りも並んで乗車。満員電車にゆられて帰宅しました。しかし、収穫はあった。
名古屋駅からあおなみ線に乗るが、着席できないほど混雑していた。殆どはモーターショー目当ての乗客だった。家族連れも多く、一種の行楽代わりにもなっているかのようだ。終点で降りるとすぐ行列になり、会場までぞろぞろ歩いた。中へ入ると、来たことを後悔するほど混雑していた。特にトヨタブースは前列に人だかりがあるので見えない。何がこんなに人気なのか。
トヨタは避けて他のブースへ飛ばす。スバルに期待したが、レガシーはぶくぶくね、という声が聞こえてきた。ホント、皆3ナンバーになり、アメリカンサイズになってしまい、清少納言の「星はすばる」に由来するというもっとも日本的なブランド「スバル」「SUBARU」で、日本の狭い道をよく知っていたメーカーだったが、軽からも撤退し、小型車もなく、今は外国の高級メーカーのようになってしまった。以前はレオーネを2台乗り継いだスバリストだったのだが。
続いて注目の車はマツダ。CX5,CX3,アテンザなどいい車だが、登山をやっている間は使えない。良すぎてもったいない。日産、ホンダ、スズキ、ダイハツはパス。三菱のアウトランダー、D5は素晴らしい性能を誇る。PHVは特に良い車だと思った。
三菱車の良い点は、ボディーのふくらみが少ないことである。ウインドウがほぼ垂直になり、ボディのふくらみも少ないので死角が生まれにくい。他車はウインドウを丸めてキャビンを小さく絞りデザイン重視にするために死角が生まれる。
外車では、ルノーカングーが面白い。日本車はすべてフロントウインドウを極端に寝かせて空力特性を稼いでいる。燃費優先思想から必然だろうが、すべてがスポーツカー見たいだ。カングーは車の使われ方をよく考えてウインドウを立てて居住性を優先させた。楽しい車になった。
メルセデス、BMWはパス。さて、注目のフォルクスワーゲンのブースに来た。あんな事件があったせいか、来客は少な目なのは仕方ない。日本では10月の売上が48%減、アメリカは若干アップ、欧州は微減らしい。質実剛健のイメージが良かっただけに惜しい。D車の販売はないのに、日本人の目は他国よりも厳しい。
但し、ボディ剛性は良かったし、国産より安全性も高い気がする。かつて、日産ではサンタナ(パサート)をノックダウンしていたが、国産はシルの部分はスポット溶接するのに対し、サンタナは電気溶接だった。そのことがドアを締めた際にパシッという音に現れる。悪路でもボディが撓る際のミシッという音もしないそうだ。日本車ではコスト重視、燃費重視で軽視されている設計思想だろう。目に見えない良さが知られれば、きっと人気は盛り返す。
蓮舫さんは「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」とスパコンの予算ににいちゃもんをつけたことで知られたが、VWもトヨタを台数規模で追いかけず、車本来のよさで勝負する原点に帰って欲しい。GMは400万台クラブを提唱したが、自ら倒産してしまったではないか。スパコンはともかく、車会社は世界一になる意味はユーザーにとっては何ら意味は無い。
概して、日本車は電子制御に優れている。ドイツ車は機械的に優れている。そんなイメージだったが、今回の事件で、あんな不正ソフトが開発できるんだからデータのごまかしではなく、性能向上に役立てるべきだろう。
2号館は外車専門のスペースだった。その中ではボルボが良かった。北欧のメーカーなのに日本人に好まれそうなデザインとディーゼルエンジンもラインナップ。電子制御の塊のようなHVではなく、ディーゼルで勝負することがヨーロッパ的良心でもある。
1号館では、ステルスのコーナーに注目した。
http://www.stealth-jp.com/
今、乗っているキャラバンは13年目にして、ついに19万kmを超えた。4ナンバーで毎年車検がある。メリットは自動車税が安いこと。3000CCでも安く済む。デメリットは後席の居住性が悪いこと。荷物車だからやむをえない。新車で購入時にカスタムすることも考えたがいつまで乗れるか分からないのでバンのまま乗って来た。
・エンジンはディーゼルだが10万kmを超えた辺りから調子が良くなった。当りがついた気がする。
・広大な荷物スペースは腰を伸ばして寝ることができる。
・リーフスプリングは固いが、荷重が大きくても沈まないから地上高17センチでも地面にこすらない。ボディも頑丈だ。
・車幅170センチは日本の狭い道を考慮して考えられたように思う。最近の3ナンバーワゴンは180センチ以上あり、日本の山道では扱いにくい。
というわけで、バンの良さを知り、乗り換える気がなくなり、長く乗ってきた。この会社に依頼すると、バンのボディはそのままに、シートはワゴン並みにカスタムメイドすることができると知った。その分荷物スペースは狭まるのは致し方ない。
ひと回りしたらもうくたびれた。帰りも並んで乗車。満員電車にゆられて帰宅しました。しかし、収穫はあった。
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