庵座谷追想2009年05月24日

 先週雨模様の中を登った庵座谷を反芻していた。シロヤシオの自然郷を今も思い出すと陶然となる。朝明周辺の登山道ではやや荒れ気味とはいえ自然度は濃い方である。車道歩きはないし、釈迦へ直登できるのがいい。
 古いガイドブックや資料を見てみた。
 庵座谷にかかる滝は昔は庵座の滝、乃至庵座ノ滝と表記されたが近年では庵座大滝とする人が多いようだ。
○奥村さんの絵地図では庵座ノ滝(1972年踏査)と表記される。それに沢道と山道の分岐もあり、山道は例の中尾根から下がる尾根との交差地は小峠と呼ぶらしい。そしてそこから中尾根と連絡道があったようだ。
○『鈴鹿の山』(昭和48年)では庵座の滝と表記。詰めでは松尾尾根の頭の西側に登っている。今はロープで通せんぼしてある箇所に通じる道だろうか。
○『鈴鹿の山と谷』(平成2年/1990年)では庵座大滝と表記。
○『名古屋周辺徹底ガイド』((1995年)は庵座の滝である。
○エアリアマップ(草川啓三)は1996版で庵座の滝と表記。沢道と山道が別記されていた。
 ちなみにインターネットのヒット数で推理したが庵座の滝が一番定着しているようだ。
庵座ノ滝 134件ヒット、庵座の滝 340件ヒット、庵座大滝 145件ヒット、庵座の大滝も39件ヒットしたが庵座ノ大滝はなしだった。ノとのは同じなので大滝はどうやら西尾さんの著作以来の影響であろうか。
 近年、鈴鹿のガイドブックは定本的なものが出ないのが寂しい。網羅的でバリエーションも含めた総合的なガイドブックの発刊を待望する。山口温夫先生の様に理科系の教養がバックにあると尚いいが。