岩蕈山(いわたけやま)でゲレンデスキー2024年12月29日

 前夜入浴できたので小便に起きる回数は1回で済んだ。体を温めると冷えも少ないから尿意もなくなる。朝7時半に豪華な朝食をいただく。加えてコーヒーも自由に飲める。
 クルマに積み込んでゲレンデへ行く。広大なPの一角に駐車。ゴンドラ乗り場でチケットを買う。70歳以上は5900円。プラス1000円の預かり金で6900円。(1000円は戻って来る仕掛けだが忘れた。)岩岳ゴンドラリフトで一気に1270mの岩岳山の直下に着く。粉雪をまぶしたように樹木が垂れ下がっている。
 ここからスキーを履いて、真南のゲレンデへ一滑り。粉雪のお陰でうまくなったみたいに板を回せる。リフトで戻って、また頂上からゴンドラ出発駅へ長い距離を休み休みしながら滑降した。ここはスキー板愛好者が多い。また外国人も多数遊びに来ている。
 一滑りすると次はゴンドラ直下の圧雪してない未整備のゲレンデに入り込んで見た。途端にスキーが滑らない、曲がらない。そうか、ワックスを塗布することを忘れた。板の滑走面を見ると雪がこびりついている。標高の高い所や圧雪ゾーンでは勢いで取れて滑れてしまうが、粉雪のところではそのままくっ付いてしまい、それがブレーキになる。だから前のめりに転倒してしまった。強いショックで安全装置が働き、板が外れた。ストックも雪に埋まるなどもがいた。
 山スキーではたまにあるがゲレンデでは珍しい。何分高齢の身に体が硬くなってひねりが悪く、ふわふわの雪の上では板の金具にブーツを載せて固定することさえ困難になった。柔軟な体なら何でもないことができづらくなった。もがいているうちに一汗かいた。しかし、それが逆に楽しい気分にさせる。久々に味わう天然の雪の中で遊んだ気分になった。
 昼飯時になり、スキーセンターに下ってうどんを食う。これがまた長い行列である。加えて仕込みが尽きてプラス30分待機させられた。待った甲斐があってうどんは旨かった。雪山の中で汗をかいたから塩分を欲していたのだろう。食べ終わるともう後ゴンドラ1回と小さなリフト2回滑って終わった。
 アフタースキーは八方の湯へ移動。ここもPが大混雑していたが潜り込んだ。入浴券を買うのに外人らが長い行列を作っている。浴場もコンパクトなので、外人らは珍しいのか、露天風呂に行った。
 やりたいことはすべてやり終えて帰途についた。大町市までの雪道では長い渋滞が続いた。帰名すると午前様直前。自宅まで送ってくれたW君に深謝。