春の舟伏山を歩く2025年04月29日

 このところ根尾谷へ連続して行くことが多い。4/5の倉見山、4/13の能狂言の奉納、4/20の揖斐川歴史民俗資料館で根尾谷の歴史調べ、そしてまた山に向かった。朝6時起き、松屋で朝食もとった。
 尾並坂峠には朝9時頃に到着。9時10分に出発。最初は尾根に向かうがすぐに行き詰まり戻って鉄塔巡視路から奥へ。これもはっきりしなくなるので植林の中を適当に尾根よりに登って行くと巡視路に戻った。後は尾根通しの一本道、730mのピークは右から巻道をたどると鞍部に着いて、そのまま行くと天狗城へ行くので鞍部から左へ戻った。
 折からの春北風が激しく吹き小寒い気がする。まあまあ順調に歩けたが692mのコブの北にあるコブ2つが石楠花の密生した群生地だった。突然ルートを見失う。GPSで尾根に寄り乍ら行くが、新緑で下の鞍部が見通せないので左へ行きすぎたり、右へ振り過ぎたりしてピークの真下の崖をトラバースして主尾根に戻れた。この時、両手で木の根、岩場をつかむためにストックを離したら1本が下へ落ちて回収不能になった。
 主尾根に入ると後は順調に旧登山道の阿弥陀仏に着いた。この時点で峠から4時間もかかり、同じルートを戻るとまたヤブで難儀しそうだ。山中で日没の予感がするので小舟伏山でUターンして貴船神社へ下山することにした。
 現在は工事中ということで立入禁止になっているが落葉の積もった登山道を滑落しないようにゆっくり登って稜線に着いた。ここから小舟伏山までの緩斜面の道を往復した。コバイケイソウの若葉色が目にしみる。貴船神社に向けて下り始めて岩のゴツゴツした尾根はまたも春北風が容赦なく吹き付けてくる。ここも滑落に注意しながら下る。
 植林帯について、林床に一人静の花を見た。すみれは所々で見たがこの花は春の花の象徴に思える。もっと下ると足の置き場もない急斜面に遭遇した。中々の険路である。木につかまりながらそろそろ下る。杉林に来ると樒の花が慰めてくれた。更に行くと水が勢いよく噴出しているタンクの前を通過、何とか道を拾いながら貴船神社に降り立った。同時にバッテリー切れになった。
 時は16時過ぎでここからは車道を約5km歩いて60分でR418へ出た。ここで17時。樽見駅付近のタクシーを呼びたかったが、携帯が使えず、周囲に人家はあっても人影はない。仕方なく峠まで歩くことになった。着いたら18時50分でした。約11km、2時間半の車道歩きで足が棒になった。

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