台風11号の水見舞い2014年08月10日

  今日の台風11号の強風は凄かった。中日新聞防災ナビによると在 所では56万人が避難したと報じられて在所の名前も出ているので実弟宅に電話した。

ふるさとやもしやと思ひ水見舞い

水見舞いまずはらからに電話して

台風やひねもす本を読むばかり

  夕方買い物に行く。昨日は足止めされた人々がやわらいだ隙に一斉に買い物に出てきた。

台風や買い物客のいや増せり

八月と戦争2014年08月10日

総指揮・大蔵貢の畢生の大作「明治天皇と日露大戦争」鑑賞

八月や戦争映画借りて観し

  8月15日を前にして。欧米の植民地になるまい、なるくらいなら死んでも闘う覚悟であった。台詞にも「自衛」の戦争との認識だった。

日本を取り戻したし終戦日

夏の夜やアラカンのあら懐かしき

  8/5、8/6と続いた朝日新聞の慰安婦報道の記事取消しの波紋は圧倒的に廃刊が多かった。ネットでは既知のことだったが、自ら反日の虚構が晒された。読者離れが加速するだろう。

な取りそと数多の批判葉月かな

七月の俳句 東吉野村 山河万緑吟詠2014年08月10日

明神平で草を食む鹿
   伊予の旅

 7/19 名古屋から550kmのハイウェイのロングドライブの後、子規記念博物館を訪ねる。渋滞に大幅に遅れるが入館できた。

はるばると子規を訪ねし夏の夕  

長旅やことにビールのうまさかな

  7/20

夏の朝並びて温泉(おゆ)に入りけり

ふるさとの友と出会うや伊予の夏(松山市出身の同行者)

思わずもなまりなつかし夏の旅

夏雲の頂上に登るなり(高縄山)

夏の霧瀬戸内海も隠されし(同)

あじさいや句の献辞あり高縄寺

  子規の顕彰振りに比べれば・・・。しかし、子規は松山市だけのことで、虚子は各地で顕彰される。

炎天や虚子の石碑の寂しさよ

   東吉野村

群山の中の青田やうまし国

天然の池とうのごとき青田道

夏川に歓声母と子ら遊ぶ

  天誅組の石碑あり

近代にタイムスリップ夏の村

登山道谷を左右に徒渡る

あいさつも多々高校の登山隊

細々と長々と落つ明神滝

手でくめば何杯も飲む山清水

高原や天地もなべて緑なす

鹿が食む平の草地夏の山

東屋にしばし盛夏の風を知る

  三重県内最高峰の檜塚奥峰に登る

この先に高き山なし夏木立

大台の彼方夏雲湧き起こる

静かさやあるか無きかの登山道

じっとして休む間もなし夏の虫

山の湯に村人と汗を流しけり

引越し準備の梱包作業2014年08月13日

 8/14の新事務所への引越しのために、午後から、梱包作業に取り掛かった。まず、大きな白馬岳の絵を壁から外した。他の絵や写真も外した。室内の廊下の看板、ポスター類、も片付ける。
 段ボール箱を組み立てつつ、書棚の本を梱包してゆく。ところが、もう今後読まないだろうという書籍がやたらに多く、箱に処分と書いて、分類していった。そのためにしばしば休んだ。本は重いので、キッチンの備品の片付けをするなど変化をつけた。
 世の中が変わると知識も古くなり、読み返すこともない。それにインターネットの時代である。検索で事足りる便利さに慣れると分類されない資料から目的の知識を取り出すのは困難である。但し、憲法関係の書籍だけは残した。法律の基本だから、また改憲もなく、古くなることも無い。
 4年間に垢のように溜まった本と雑誌が処分できないまま積んである。処分し終わると4ケースにもなった。仕事上でも、研修のテキストなどももう2度と開くことは無さそうで、紙ゴミとして処分した。これも手提げ袋4ケになった。一度、頭の中を通過すれば目的は果たしたも同然である。一旦忘れて、必要なときに最新の知識を読み直せば良い。
 体力的に疲れを感じて、気がついたら午後8時になった。とりあえず書棚は空になった。後、パソコンの配線を抜き、机の書類なども梱包した。準備は終わった。疲れた。

引越し完了2014年08月14日

桜通り北側に面したビルです!
 午前8時半、きっかりに入室して、残り物の梱包と搬出作業を見守った。朝から少雨になったが、傘もいらない程度。今日は山仲間2人の応援を得た。段ボール箱に入れてしまうとワケが分からなくなるモノは手提げ袋で自分たちで運んだ。
 新事務所の鍵を開けて待機。続々運び込まれる。スチールデスク、が一番重い。しかし、一般家庭の引越しと違って、タンス、大型家電、衣料、布団といったものはないからさっぱりしたものだ。問題は3連式書棚の解体と再度の組み立てであったが、スムーズにこなしてくれた。
 引越屋が帰った後、梱包を解いて、本を書棚へ並べる。書類用の段ボールから丁寧に机の引き出しに移し変える。一段落後、遅い昼食をとる。せめて飯くらいはご馳走しなきゃね。別れた後も、こつこ整理してゆく。この機会に捨てるものも多い。それはまた改めて紐で括る必要がありそうだ。
 後、電話工事が待っている。これがないとインターネットが開通しない。整理できたら、鍵の交換、郵便受けの転送届けなど細かい手続きがある。転送はWEB上からやれる。色々あるが困ったことから片付けてゆく。旧事務所の鍵を返還することも忘れずにやる。

「平成26年8月豪雨」と命名…「広島」入らず2014年08月23日

WEB版読売新聞から

気象庁は22日、7月30日から降り続く大雨を「平成26年8月豪雨」と命名した。同庁は後の教訓とするため、災害を引き起こした地震や台風などに名称を付けており、被災地の地名を入れるケースもあるが、今回は台風や前線に伴う大雨の被害が広島、高知、京都など広範囲にわたるため、地名を入れなかったという。
ただ、広島市北部の土砂災害では、死者が39人、行方不明者が50人を超えるなど甚大な被害が出ている。今回の名称について、コラムニストの辛酸なめ子さんは「よほど記憶力が良くないと思い出せない無難な名前。これほどの被害を教訓とするなら、広島という地名を入れるべきだったのではないか」と話した。
以上
追記  21時現在死者は49人と報じられた(NHKラジオ)

 広島地区での甚大な被害に遇われた皆様にお見舞い申し上げます。

 本当にこの夏は天気に恵まれず、登山どころではなかった。北アルプスでは鉄砲水に流された登山者の悲報が報じられた。

 昨日、メディアの関係者の事務所への訪問を受けた。昨日まで北アルプスに行ってきたそうだ。運よく、好天に恵まれたらしい。小屋の人からは、この夏は晴れ間は2日しかなかったそうで、運がいいと言われたそうだ。燕山荘は収容600人のところ、200人の宿泊客で、それでも多いがキャパシティ に余裕があり過ぎて閑散に思うのだろう。

 当方は事務所引越しの雑用に追われて登山からは縁遠かった。天気も悪く、沢登りもまったくいけなかった。8月末に新装の西駒山荘に行く予定だが、果たして天気がどうかな。9月10月にはいると少しは行くが、夏山不作の年になりそうだ。
 今日、天白川の橋を渡ると濁っていたから源流部では相当の降雨だったと思う。事務所の耐震金具取り付け、玄関の鍵の交換などの雑用も終わった。一つ終わるとまた一つでてくる。
 今日は外は少雨の傾向、少し涼しい。暑さの峠は越したかに思う。立秋から数えて15日目を処暑という。今日はそれ。
 名古屋市中区では広小路まつりだと。道理で若い女の子らが多かったわけか。

  八月や屋台の並ぶ広小路

  恋を呼ぶらし納涼夏まつり

  浴衣着て華やぎ添えり夏まつり

  名古屋でも雨や残暑一服す