知らぬ仏より馴染みの鬼・・・名古屋市市長選挙に思う2021年04月25日

 ことわざ辞典から
https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3376.php

意味:どんなに善い人でもよく知らない人より身近な人、懇意にしている人のほうが頼りになるというたとえ。知らない仏様より、よく知っている鬼のほうがいいという意から。「知らぬ神より馴染みの鬼」ともいう。

・・・共産党までも加えて、野合して票固めもばっちりのY候補対12年間の実績のあるK候補との闘いも今日で審判が下される。K候補に何か失政があったのかと言えば、地域委員会がうまく機能していないなと思う程度。
 K候補は大村知事リコールも支援していた。T事務局長の虚偽署名の疑いで捜査中であるが、これも逆風になった。無党派層の票しか期待できないので孤立無援というわけではないが、街頭演説で訴えかける辻説法が大衆的で親しみやすい気がする。ドラゴンズの歌をそらで歌えるからよっぽどファンなのであろう。
 大衆のこころをばっちりつかんでK候補の圧勝だろうか。

名古屋市長河村たかし4選当確2021年04月25日

 4/25夜10時過ぎか、当確が出た。
 NHKニュースから
「河村氏は、今回が最後の市長選挙だと明言して臨み、新型コロナウイルス対策に引き続き取り組む一方で、地域経済の活性化策なども打ち出しました。
また、愛知県知事のリコール署名で起きた偽造問題をめぐっては、署名の偽造への関与を否定し、真相究明を行う考えを強調しました。

そして、与野党双方の支持層に加え、無党派層からも幅広く支持を集め、当選を果たしました。

名古屋市選挙管理委員会によりますと、今回の名古屋市長選挙の確定投票率は42.12%でした。これは、前回4年前の選挙と比べ、5.22ポイント高くなりました。

 河村たかし氏は「本当に零細企業の息子を育ててくれた名古屋の皆さん、ありがとう。リコールについては悪かったと思う。でも市民の皆さんは、ちゃんと誠実に嘘を言わずに続ければ、市民の皆さんはわかっていてくれると思った。名古屋の新型コロナの対策は、人口比では、患者が少ない。保健所の努力で抑えこんできた。名古屋のコロナ対策は日本一だ。これからワクチンもしっかり進めていく」と述べました。
以上
・・・老骨を感じさせないで今回も自転車行脚で活動した。市道で出会うと反対車線でも、クラクションで応援すると必ず手を挙げて応えてくれた。その親しみやすい人柄、女性、カネにまつわるスキャンダルは一切聞こえてこない清潔感は他の政治家には無い長所である。
 社会の仕組み、政治、経済の社会の実態に精通して、実務的にも駆使する行動力はもっと評価されてよい。河村さんに勝とうと思えば、最低でも10年は零細企業を経営するか、勤務するかの社会経験が絶対に必須であろう。
 あえて欠点を挙げれば、その天才性が後続の成長を阻んでいるのか、と思う点。河村式の発想は他候補からは思い付きと批判されている。減税よりも増税に傾きやすいのは教育で洗脳された結果だろう。
河村政治に学ぶのは意外に難しく、かなりの勉強量が要るのである。
 だが、一人の人間にすべてを期待するのは無理である。