俳句の投函2025年03月13日

 所属雑誌の俳句7句を投函した。ちょっと早めにしないと遠方なので20日の締切に間に合わないことがある。集配局では14日に回収のはがきがご当地に着いて配達されるのは早くて18日か19日とギリギリである。郵便料金が値上げされて回収配達は土日は休みなので大幅な値上がりになった。

余寒なお続く名古屋の夜の街 拙作2025年03月07日

 今日は通帳記入3件と資金移動を処理。確定申告作成の準備がもたつくので資料を自宅に持ち込む。久々に徹夜作業を覚悟する。

熊のよな犬飼うてあり雪の宿 吉田冬葉2025年02月24日

 「冬葉第一句集」より

 雪が積もった山がちの家であろうか。そこには「熊のよな」犬を見たというのである。熊のように大きな図体の犬を誇張した表現であろう。雰囲気からして猟師の家かも知れん。

恵那颪雨も混じりて夜寒宿 吉田冬葉2025年02月23日

 吉田冬葉「冬葉第一句集」から

 数ある句の中でも冬葉は恵那の人なので固有名詞が入ると採りたくなる。
 さて、恵那颪とは「山から吹き降ろす勢いのある風」を言う。名古屋ならば伊吹颪が有名で旧制八高の寮歌にもある。また濃尾平野の小中学校の校歌の歌詞にも詠い込まれる。
 恵那地方には北から寒気をともなって吹き降ろすほどの高い山はない。なのでこれは造語だろう。強いて言えば、笠置山、二ッ森山辺りだが周囲を威圧する高さはなく里山である。

寧比曽岳望岳それも春雪嶺 拙作2025年02月16日

 2/15の登山は手軽な割には成果が大きかった。伊吹山から白山、御嶽山、乗鞍岳、奥穂高岳、恵那山、聖岳、赤石岳、荒川岳、奥茶臼岳、富士山などの雪をかぶった名峰が勢ぞろいしたからだ。
 初めてチェーンスパイク(アイゼン)を使用してみた。寧比曽岳にはちょうど良かった。積雪量は深くもなく、しかし多くの登山者で踏み固められたアイスバーンなので短いピンがよく効いた。長いと躓く恐れもある。

渡し越ゆれば苗木の里や春の風 吉田冬葉2025年02月09日

 『冬葉第一句集』より。P226の残雪を踏んで故郷に帰ると題して小見出しで「故郷」と題した連作から。大正10年3月。

 中津川市から苗木へは木曾川が流れているので、今は木曽川に大きな橋が架かっている。R257の城山大橋が代表的で5本もある。

 昔は渡し舟が橋の役割をしていた。

ネットで中津川市史がヒットした。
https://adeac.jp/nakatsugawa-city/texthtml/d100020/mp000020/ht022150

中山道宿村大概帳中津川宿の項には、
 
 此宿往還通小坂有之 左右見渡し山□有之 此宿東町北入口飛州高山江之往還 木曽川通字上ヶ地船渡場幷苗木城下江之道筋
 有之其余ハ山道・作場江出ル小道等也
 飛州高山江 凡弐拾六里 濃州苗木城下江 凡壱里 木曽川渡船場上地江 凡拾八町

以上
 現在の地形図には上ヶ地渡場は不明である。

 冬葉は故郷の苗木を愛した。その後は昭和6年に「故郷」、昭和8年に「青嵐」、昭和16年に「望郷」などを発刊。中央俳壇では俳句の指導書も発刊し活躍した。

『伊東月草編 冬葉第一句集』受領2025年02月08日

 古書店に注文しておいた中津川市苗木出身の俳人・吉田冬葉の句集『伊東月草編 冬葉第一句集』(丸の内書店)が届いた。2200円余りした。ぼろぼろの体裁ではあるが古本ではなく価値のある古書というにふさわしい。奥付には大正11年出版。金壱圓とある。丸の内書店は東京市麹町區有樂三丁目四番地。
 大正11年は1922年。冬葉は1925年に大須賀乙字師系の俳句雑誌「獺祭」を創刊主宰となって発行し続けた。今年で2025-1925=100年の老舗である。

俳句の原稿2025年02月07日

 連載中の俳句雑誌の原稿を書き始める。残菊の季語の意味を調べたり引用記事を整理する。

うしろより初雪ふれり夜の街 前田普羅2025年02月04日

午後から区役所へ届出と相談で行く。思わしくない結果になった。別のところでも相談して見よう。
 事務所へ行って、研修会の申し込みがWEBからは受け付けていないとのことで、FAXでも受信されていないというので再度FAXしてみた。今度はOKだった。WEBでの申し込み未受信がなぞである。
夜8時過ぎ、コメダ喫茶店を出ると黒いコートに白いものがパラパラ落ちてきた。雪だ。道理で寒いと思った。
ふと浮かんだ俳句はうしろより初雪ふれり夜の街、作者は前田普羅。戦前の富山市内での作品。情緒があって好きな句です。
 東海地方の市町村から大雪警報が出ている。不要不急の外出は避けてと注意喚起された。

節分や静養にこれ努めをり 拙作2025年02月02日

 1月はまあまあの体調で乗り切った気がする。山も3回行けた。しかしまだ精神的には重たい気分が残る。病は気からというからしばらくは鬱々した日常だろうか。
 半日ほど寝床で本やコピーなどに目を通してみた。それも気合が乗らないので夕方になってから買い物に出かけた。外は小雨だ。冬の雨ほど嫌なものはない。
 平和堂グリーンプラザ店に来た。買うものはエンチョウ店で文具、車のウォッシャー液2リットル、スーパーでは果物、惣菜、雑誌など。ここなら店舗内で全部用を足せるから便利です。帰りがけにコメダ喫茶店でコーヒーを飲む。
 明日は立春だ。何とか心機一転になると良いが。雑用は山積している。