雪の北八ヶ岳・横岳を歩く2018年01月21日

 名古屋・地下鉄の一社を夜9時に女性4名、男性2名で出発。テントビバークの予定なので防寒着を十分にと勧告したので荷物が膨らんだ。荷物室は満載に近い。
 東名道から中央道へ。飯田辺りに来れば少しは雪もあろうかと思ったがない。諏訪SAにも雪片すらなかった。中央道を出て国道沿いのスタンドで寒冷地用の軽油を補給。名古屋の軽油では凍結するからだ。R192をどんどん走る。蓼科高原に入っても雪道はなかった。駐車場は標高1750mというのに。ここでテント泊まりと車中泊に分かれてビバーク。
 朝になるとなんとスキー場の施設の中に暖房付きの仮眠所があった。寒い思いをしなくても良かったのだ。
 ゴンドラは9時に乗車。9時半からアイゼンを装着して横岳に向かった。一面針葉樹の森の中には真っ白な雪で覆われていた。あるところにはしっかりあった。しかもスキー場のバーンもあった。お客が少ないのは八方辺りに流れているのかな。
 夏道のままをトレースするだけなのでRFはなし。大勢の登山客でしっかり踏まれているからラッセルもない。静寂を味わう北八ッではなかったのかと思う。
 八ヶ岳は新人の頃毎年秋には登った。踏み跡程度のバリも登っているが登攀はなかった。もう終わった山域ではあるがこうして年老いてまた2472mの冬の山に楽に登れるのは魅力的である。山麓に宿をとって高原の雰囲気も味わうのも良い。Pに着くと朝はガラガラだったがほぼ満車になっていた。
 帰路はJAに寄って、ダイヤ菊の日本酒を購入。小津安二郎が脚本を書くために、脚本家の野田高梧(愛知一中→早稲田大学)と2人でここ蓼科の雲呼荘で練り上げたという。出来上がるとダイヤ菊の空き瓶が100本以上並んだという。
http://www.shopdaiya.jp/tra/index.html
https://www.leon.jp/lifestyle/6714
 酒飲みというほど好きではないが、小津ファンとして、酒と野沢菜付けを土産にゲットして帰名。
 6名とザック、テントなどを満載しても、高速走行は快適。多分、遠州に行った後タイヤのエアアップをしてころがり抵抗が向上したせいか。私と同様に老骨に鞭打って無事に往復450kmを走って帰還した。