シデコブシ乙女がぽっと染まるごと 拙作 ― 2022年04月02日
古今集「仮名序」の原文
やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。
世の中にある人、事業(ことわざ)、繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり。
花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける。
中略
かくてぞ花をめで、鳥をうらやみ、霞をあはれび、露を悲しぶ心・言葉多く、さまざまになりにける。
遠き所も、出で立つ足下より始まりて年月を渡り、高き山も、麓の塵泥よりなりて天雲棚引くまで生ひ上れるごとくに、この歌もかくのごとくなるべし。
以上
・・・八曽山にシデコブシを見に登った。昨年は5月過ぎだったから開花は終わっていたからこの時期を狙っていたのである。期待に違わず咲いていてくれた。本当に美しい花です。
古今和歌集の序文の通り、歩み出すとツツジのピンクの花がお迎えしてくれた。藪になくウグイスは今はまだ新入社員教育のように練習中で鳴き方は下手だった。これからだ。山頂に登ってみたが濃尾平野は山霞に霞んで、伊吹山すら見えなかった。
やまと歌は、人の心を種として、よろづの言の葉とぞなれりける。
世の中にある人、事業(ことわざ)、繁きものなれば、心に思ふことを、見るもの聞くものにつけて、言ひ出せるなり。
花に鳴く鶯、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌を詠まざりける。
中略
かくてぞ花をめで、鳥をうらやみ、霞をあはれび、露を悲しぶ心・言葉多く、さまざまになりにける。
遠き所も、出で立つ足下より始まりて年月を渡り、高き山も、麓の塵泥よりなりて天雲棚引くまで生ひ上れるごとくに、この歌もかくのごとくなるべし。
以上
・・・八曽山にシデコブシを見に登った。昨年は5月過ぎだったから開花は終わっていたからこの時期を狙っていたのである。期待に違わず咲いていてくれた。本当に美しい花です。
古今和歌集の序文の通り、歩み出すとツツジのピンクの花がお迎えしてくれた。藪になくウグイスは今はまだ新入社員教育のように練習中で鳴き方は下手だった。これからだ。山頂に登ってみたが濃尾平野は山霞に霞んで、伊吹山すら見えなかった。
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